みんなのレビューと感想「傷心公爵令嬢レイラの逃避行」(ネタバレ非表示)
- 完結
みんなの評価
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5.0
『運命の人』ってこんなに重いんだなあとしみじみと思いました。
他の作品とは一線を画す、愛をテーマにした深い作品です。
登場人物がみな『愛』に踊らされていて、愛が深すぎて一見上気を逸しているようにみえるのですが、その実みんなが大切な人のために心を尽くしている。正しい正しくないは別として、愛し方や、愛の形はいろいろあるんだなと感慨深いです。
39話まで読みました。そろそろ佳境に入り、終末に向かうような気配です。
楽しみに待ちます。by 祐羽-
17
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5.0
家出するまでのレイラが可哀想で。。。幸せになって。。。今の配信分全部読んだ結果、母の愛が不器用過ぎて伝わらな過ぎるー!王子が不気味でこの先不安過ぎるー!レイラにもう関わらないでー!妹が実妹なのに性格悪すぎるー!もう関わらないでー!
早く続き読みたいです。by 匿名希望-
20
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5.0
夢中で読みました
レイラ、妹のローゼ、両親、婚約者の殿下、魔術師のリーンハルト、その妹や仲間たち。それぞれの視点で物語が描かれていて、内容の濃いおもしろいお話で色々考えさせられました。
仲の悪い妹、愛情をくれなかった両親、思い込みの激しい歪んだ愛情をもつ殿下とは話し合うことで和解して、めでたしめでたしとは決してならない。それぞれの考えや想いがあり決して譲らない。小説を読むようでした。
特に妹は完璧にみえる姉へのコンプレックスが強く、要領よくして両親にどれだけ愛されても満たされない。姉の人間味のあるところ、弱いところがみたい、(多分)人として分かり合いたかったのではないかと思いました。妹は姉の弱さをみたいがために、ひどいことをしたのに、姉は完璧な笑顔で処刑されそうな妹を助けようとする。よくある漫画ならそこで「私が間違ってました」となるところが、よけいに完璧な姉に嫌悪を抱き拒絶する。私らしく派手に散るわ、と妹は姉に笑顔で言って本当に自ら散るところが、あぁすごい話だなぁと思いました。妹には決して同情はできないけど、人間味のある女性で、完璧さが苦手というのは共感できる、薄っぺらいただの悪役ではなかったです。
リーンハルトも最初はよくある直感で運命の人を見初めて、レイラを溺愛する男?と思い、でも優しいけど何か違和感があるなぁと感じてたら、またこの方も色々とおありで…。
とにかくよくある少女漫画ではなく(ピンチのときにヒーローがなぜか偶然助けてくれる)、先が読めない深みのあるお話で読みごたえがありました。by マイヤーレモン-
5
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4.0
ヒロイン好感しかないわ❗️
最初のヒロインに対する仕打ちが悲惨過ぎる…
婚約者の王子と一緒に居るときに馬に蹴られ、寝たきりとなる
二年後にヒロインは起きますが、王子は妹と婚約…妹のお腹には王子の子供が宿っている
ヒロインは絶望に打ちひしがれ、家出を行う
路頭に迷ったヒロインを助けたイケメン大魔術師が、いきなりプロポーズしちゃう
行く宛のないヒロインは大魔術師と暮らすうちに恋に発展
元婚約者の王子が今更現れ、妹が策略した結婚だと、ひと悶着あるが心は大魔術師だと王子を振る…
ヒロイン大魔術師と出会った事で人生を謳歌してる姿が健気で応援ですよ❗️ハッピーエンドで良かった❗️by パピモク-
5
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3.0
出てくる人々はほぼ心が弱いのか
それぞれの立場で心病みます
父親が嫁意外に目を向けてくれたら
母親が2人娘を同じように愛していたら
娘2人とも心病まなくてよかった
王子がもっと愛情表現していたら
運命の出逢いは無かったのだろうがこの時代で結ばれることはなかったがこの悲劇は免れた
でもそれだと2人は結ばれない
そのおかげでお互いの気持ちがはっきりし一緒に生きていくことを選んだ
呪い=運命の出逢い
本当の運命が彼女だった
精神が病んだ王子に精神が病んだ妹
精神が病んだ母親それを愛する父親
ここには重い愛しかなく
愛=束縛=憎悪
主人公とその相手そこにも重い愛がある
結局は呪縛は解けたのか?書いてはなかったけど
そこまでしっかり書いてほしかったなぁ〰️
たまに重い愛が羨ましくもあるが
重すぎです…どなたも
しっかり最後まで読ませていただきました
両方とも生きていてくれて良かったby ふぅにんはん-
5
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3.0
考えさせられる執着とは?
公爵令嬢レイラが事故で昏睡状態の間に、妹が自分の代わりに王太子の婚約者になり、子供まで出来ていた!にショックを受けて家出したら、自分の事を「運命の人」だと言う魔術師のリーンハイトに出会って、幻の王都と呼ばれる場所で次第に愛を育む物語ですが…終盤から事故に遇った真相とか王太子の執着とか、気になる展開で途中かなり疑問を感じる事がありましたが、最後まで読みました。
しかし最後はレイラとリーンハルトが結婚して呪いが解ける……で終わるのですが、私的には全然スッキリしません!王太子の執着は受け入れられなくても、リーンハルトの執着は受け入れられたところです。レイラは王太子の執着に晒されたせいか、リーンハルトは呪いを解きたいから運命の人を逃したくないから、始まっているのに…
王太子も可哀想です。婚約者が変わったのは「王命」です。王としては公爵家の力を味方に付けたかったでしょうね。そして妹の陰謀…に振り回された訳です。王太子がレイラを閉じ込めたり、最後は命を奪うのは彼の立場としては、仕方ない事でしょう。しかし王太子の暴走がリーンハルトに対するレイラの冷静な気持ちを払拭してしまったのだから、リーンハルトは王太子に感謝しなくては…と思います。レイラは幻の王都と言う大きな鳥籠に入れられた事を、全く気付いてないのですから…レイラの両親に対しては、特に何も感じません。普通の貴族の政略結婚ですからこんなものでしょう。
最後に気になるのは修道院でレイラとリーンハルトを助けた修道女…彼女こそ200年前の最初の王女なのでは?と思ってしまいます。それと妹の最期です。彼女に対しても王太子は消したかった訳だと思いますよ。それから、リーンハルトに夢中になっているレイラは聞き流してますが、彼をよく知っている人がしばしば言う「怖い人」それにレイラが一生気付かない事を祈りますね。
設定が面白い(運命人と言う呪い、幻の王都、王太子の真実、両親の本当の気持ち…)ので、評価は3ですが、真相を知りたくて最後まで課金して読んでしまったのはいささか後悔してます。最後まで読んだのに、全然スッキリしないです。こんな事は初めてです!設定が面白くなければ、評価は2ですから……by グミーノ-
3
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4.0
メンヘラけど感動の映画のよう
愛が重たいしメンヘラ気味で
そして家族愛が歪んだまま修正されず。
ところが読んでるうちに泣ける泣ける
死んじゃう系弱いからすごい泣けた。
ファンタジーの世界で魔法や恋愛にドキドキというよりは、ドロドロの愛憎劇と
悲恋や叶わない願いに泣きまくってスッキリするタイプの物語です。
めでたしめでたしのハッピーエンドが好きな人より、人間としての痛みがあるど、それでも進んでいく...といったブシドー的な話が好きな方におすすめしたい。by まみたふ-
2
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5.0
主人公のお嬢様が可哀想
最初はタイトルと画力に惹かれて読み始めましたが、主人公以外の登場人物(母親、妹、婚約者、助けてくれた魔法使い)にそれぞれの心の闇があり、主人公のお嬢様は酷い目にあわされながらも健気で気丈に振る舞っている姿が可哀想すぎて感情移入してしまいました。
今後のストーリー展開で婚約者と助けてくれた魔法使いとの三角関係が気になります。by 匿名希望-
3
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5.0
全話読みました
両親からの愛情を感じる事なく成長した次期王妃レイラが、妹ローザの謀により奇しくも本当の自分を取り戻して愛に生きるお話。
作中の主要登場人物による様々な目線から一つの出来事を語る場面が効果的で、みんなに幸せになって欲しいと思ってしまう。罪を憎んで人を憎まず的な。
ハッピーエンドですが、レイラの元婚約者のルイス王子が大変にお気の毒。ちょっとしたことで人生って大きく変わってしまうところに怖さを感じる。by finchley-
0
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5.0
ヤンデレ
幼い頃から厳しい王太子妃教育を受け、婚約者のルイス王子は素っ気ない。家族は妹にのみ甘く、ヒロインのレイラには厳しい。そんな中、王子とデートに出かけるときに事故に会い、重傷を負ってしまう。しばらく昏睡状態となり目覚めると、王子との婚約は破棄され、妹が婚約していた。家出をしたところで幻の王国の住人、リーンハルトと出会う。そこからリーンハルトとの愛を育み、すれ違いもあり、自分には興味が無いと思っていた王子と再会。しかもヤンデレ化していた。かなり歪んでしまった王子、最後はこれしかないというエンディングだった。様々な苦難を乗り越え苦労してきたヒロイン、そしてヒーローが幸せに生きていってほしいと願わずにはいられないです。幻の王国の設定などは何とも切なく、リーンハルトの過去を克服していく様など、色んな視点で描かれていて世界観に引き込まれました。面白かったです。
by YKRT-
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