5.0
何回も読みたくなります
最後まで読んでまた最初から読んで、読む度にこのシーンはこんな意味があったんだと考えさせられる作品です
片思いの職場の上司東条主任に恋人堀内を紹介されてショックを受けた夜、バーで知り合った男性とホテルに行ってしまった奈都
目覚めて慌てて相手を置いて逃亡、もう2度と会わない人と思いきや、勤務先で遭遇、
相手の皆川祐人は奈都のことをしっかり覚えていて、奈津の大好きな東主任を振り向かせるために
皆川は奈都のニセの恋人になる事を提案する。
奈都がバーに迷いこんだことがきっかけで奈都、皆川、東条、堀内の運命が大きく揺れ動きます。
最終話まで色々なエピソードがありますが、
私的には、大事なセミナーで睡眠不足により寝てしまった事、上司から頼まれた書類を届け忘れてたことで叱咤された事など
職場に女性が奈都しかいないので本当は事務専門社員のするべき仕事が全て奈都に回ってきて、本来の仕事に支障が起きている事を
皆川に指摘された時の2人のやり取りが好きです。
今の職場での状況を改善すべき努力をしないことは本人にも責任がある、そんな状況に気付かない上司にダメな上司だと指摘されて、
奈都な反発しますが、奈都が意識を変えるきっかけになり、皆川も尽力し職場も改善されます。
奈都は様々なシーンで情けない所を皆川に見られてしまいますが、ニセの恋人として同じ時間を過ごしていくうちに
お互いの気持ちが変化していき奈都は本当の気持ちに気付き、冷たい皆川の心を溶かしてしまいます
別の話の皆川編と合わせて読むと更にこの作品の面白さが倍増しますよ〜
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