【ネタバレあり】おかえりアリスのレビューと感想

セクシャリティ×青春

今の時代に、身体の性、心の性、好きになる性、によって性的指向は様々だけれど
それもこのマンガのテーマであると思う

幼馴染の3人は、成長とともに三角関係のような形になる

再開した慧ちゃんは女装した姿で現れるが
なぜそんな姿をしているのか、洋ちゃんと三谷さんとのそれぞれの関係性と、

少年マンガとは思えない、思春期には刺激が強い展開のえっちな描写が、このマンガの醍醐味だと思う

血の轍のダークさとは対極の、かわいらしいキラキラした性を刺激する青春

けれど主人公のどんくささと血の轍の主人公が、ちょっと見た目似てる笑
押見氏本人も、それぞれの作品に自分の要素を入れている部分もあるようです

洋ちゃんと慧ちゃんの関係は、イケナイようでキレイな感じがする。

三谷さんは、あぁ見えて色々やり手女子なのでは？笑

見ててドキドキします。

すごい

中学生の頭のなか…リアルです。
ねちねちしたような、悶々とする思春期。
男女関係なく、狭い世界しか知らないこの年代ならではの心情が、すごくよく描かれていると思う。
なんとも言えない、絶対どこにでもいるタイプのようちゃん、自分を見てほしいばかりに、大胆な行動に賭ける三谷さん、驚くほどの変貌を遂げた慧ちゃん。
ほんとになんだかリアルで、この子達の日常を覗いているような感覚になります。
一昔前の、野島伸司さんのドラマの雰囲気を思い出しました。

思春期ならではの性への興味や危うさなどがリアルに描かれています。
幼馴染の3人の関係性や、それぞれが抱える悩みなどの心情の変化など、ドラマを見てるみたいです。

初見ですが好きです！

押見修造さんの作品はこちらが初めてでしたが、画力&ストーリーともに初回からぐいぐい引き込まれていきました。

1番気になるのは慧ちゃんの心理なんだけれども、洋平・結衣のそれぞれの心情も気になるし、

この3人の関わり方がどのように進展していくのか？

10代特有の恋愛観や性との関わりもふまえて、先がすご〜く気になります！！！

絵が綺麗。

それぞれのキャラクターも魅力的。
男女共に、魅力的にしっかり描ける人って、あんまり居ないとおもう。
それから、この作品を観て、「ストップ・ひばりくん」を思い出したかたも
結構居るとおもいます！
いまでこそ、こういう設定は珍しくないけど、昔はこういう設定の漫画は描くのが難しかったと
想像します。

まだなんとも言えない。

押見作品のエロスはジェンダーを越えるのか。そんなファン待望の試みが見られる本作。結果は、あっけないほど簡単に越えてしまった。なぜなら、美人過ぎるから。

「つり目で、自分の世界観のある人間は、モノがついてようがついていまいが、エロい」

3かく関係？

好きの定義について考えさせられる。

恋と愛の違いなのか、手に入れたい欲なのか、それとも与えることしかできない感情なのか。

後者に気づいて受け入れて、ただ相手の幸せを願う。そんなことが出来たらきっと人は傷つかずにすむのだろう。

すごい独特

表情とか考えてる事が現実でもありそうで。
けいちゃんが何を考えていて何をしたいのか10話読んでも汲み取れませんでした。

なんであんなにポンポンキスするのか。
何をしたいのか何を考えてるのかわからないのが引き込まれていく要素でもあります！

翻弄する慧とされる幼馴染み同い年の2人という構図で、慧は2人の知らないことを知ってる、先を行ってる、超越してる雰囲気だけど、それだけでは済まないはず。連載自体は完結してるんだな、コミックス買おうかな。

結末が…

期待して読んでいましたが、この結末には拍子抜けしました。もう少し、具体的に登場人物がどのように変わったのか。性転換手術に踏み込んだのか。想像は膨らみますが、答えがないように思えます。
作者なりの結論がほしかったのですが、これが青年誌では限界でしょうか。