2.0
自サバ女とかではなく普通に頭おかしい人
1話から最新話まで全て読みました。
最初のうちはいわゆる自称サバサバ、でも本当は一番ねちねちしている女として網浜さんが描かれていましたが、だんだんエスカレートしていくうちにただの頭のおかしい人になってきます。
8話のエピソードで、木内さんの企画を盗んで応募したのに「見てろよ…これが私の実力!」と思うことができるのはよく分かりません。「私が大賞なのを見て驚きひれ伏しなさい」ぐらいなら分かりますが、本当に自分で企画して応募したと思い込んでいる、ということなのでしょうか。病気です。
そして、部署内で木内さんが皆に賞賛されているのを見て、「どういうことだ」と広報部に怒鳴り込みにいける神経も自サバとか関係なくなってしまっています。
社史編纂室に異動した後の網浜さんはほとんど人格破綻者というような有様で、28歳の彼女が6年前(おそらく)に正社員として就職できた設定に無理を感じてしまいます。
この作品の良い(?)ところをあげるとすれば、私も女で、自分のことはわりとねちねちしているタイプだと思っているのですが、網浜さんのような驕り高ぶりは自分の中にあるかもしれないという戒めになります。
さすがに網浜さんのように口や態度に出したりはしませんが、美人へのやっかみからその人へ攻撃的な気持ちになったり、自分にそんか友達がいなくて寂しいだけなのに流行りのドリンクをお揃いで買って楽しんでいる女子に「出たインスタ映え〜」とバカにする気持ちが生まれたりすることはあるので、そんな自分を具体的に客観視することができました。なので星を2個にしました。
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