4.0
難しいけど考えさせられる。
小説で読むには難しいけど、この漫画なら分かりやすいです。
主人公は自身の正義の名の元に高利貸しの老婆を手に掛けたけど、その後罪悪感とかいつか捕まるかも知れない恐怖に怯える日々を過ごすようになります。
「この一撃で婆さんを○したんじゃない。自分で自分を○した。」冒頭の台詞が物語ってます。
最近、SNSでネットリンチが横行していています。ネットリンチしてる奴等は歪んだ正義感を振りかざして標的を徹底的に叩きまくってますが、そう言うのは回り回って自分に返ってきます。
コロナ渦の際に暗躍している自粛警察に対しても言える事です。
主人公と同じ末路を迎えることを覚悟した方が良いです。
ネットやSNSトラブルが多発していたりコロナ渦で人々の心が荒んでいるご時世に必要な作品だと思います。
星を1つに減らしたのは、主人公が犯行に及んだ瞬間がエグかったからです。
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