3.0
転生モノである必要性は今の所ないかな?
他所で154話まで読みました。
こちらの154話と同じ進み方かは分かりません。
リアは、18か19歳になりました。
5歳くらいまでが、めちゃめちゃ長くて、その割に、いわゆる思春期みたいな所はだいぶすっ飛ばされた印象。
1番色んな事ありそうなのに…。
皇帝がリアと本当に親子になり、親子の愛情とか家庭の温かみを知っていく話なのか、リアを取り巻く男の子達とどうにかなっていくのか、この話の行く末が全く分からないって意味では、楽しみでもあるんだけど、結局なんにもないまま終わりそうな気がしなくもない(笑)
個人的には、アシシが好きだったんですが、この人も結局どうなってしまったのか分からない。
というか、肝心なところがあんまりちゃんと書かれていない気がする。
だから、飽きるって言う人がいるんだと思う。
アシシは、元々は心の優しい人なんだろうけど、戦場では無慈悲に剣を振るって、多くの屍の上に立っているわけで、その罪の意識というか、血で染まった自分自身がリアに気安く近づいたり、ましては触れることさえも許されないと思ってて、だけどそう思っていても、その優しくも温かい手に触れたいという葛藤があって…とか、なんかややこしい事考えてるのに、その心が徐々に溶かされていく様がほとんど描かれていなあというか、あまり読み手に伝わってこない。
気づくと、リアが歳とってて、年月が経った分だけ、アシシがリアと親しくなってる。
描かれていない、その間に色々あったんだろうなと思うしかない。
でも、その色々が結構大事なんじゃないかと思ってしまうのだが、そんな事ないんだろうか…?
リアがまた小さい頃に、側室みたいのが何人か出てきたけど、そのうちの1人が後になって、皇帝の子供だと男の子を連れて現れるエピソードがあったが、「いつの間にかいなくなってたな」ってリアが思って終わり。
え?何の為に出てきたの?
リアの知らない所で、解決されちゃったんだろうけど、そこを見せないんだったら、そもそもその話要らないんじゃないの?とか。
そういう訳で、いちいちエピソードが浅いなってのは、感じる。
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