4.0
時間の流れ
フリーレンが義勇さんの女性バージョンのような性格で、かわいいです。
生きる時間軸の違う生物との恋って、こんなにせつないものなんですね。
フリーレンは別れの辛さを知っているから、自ら人間に関心を持たないようにしてたのでは?
関心を持ってしまったら、彼女自身が辛くなるのかもしれません。
ヒンメルとさいかいできたら、今度は別れずに済むのかな?
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フリーレンが義勇さんの女性バージョンのような性格で、かわいいです。
生きる時間軸の違う生物との恋って、こんなにせつないものなんですね。
フリーレンは別れの辛さを知っているから、自ら人間に関心を持たないようにしてたのでは?
関心を持ってしまったら、彼女自身が辛くなるのかもしれません。
ヒンメルとさいかいできたら、今度は別れずに済むのかな?
他の漫画と比べると会話も説明も少なめで
だからこそ そこで流れている時間や空気、想いといった目に見えないなにかを
読んでいる側もより感じられるような優れた作品だと思います
時折フリーレンが人間とは違う存在ということを意識させるエピソードがあり
それでもフリーレンなりにヒンメルやハイター、アイゼンたちと関わったことで覚えた言葉や行動を
大切にし続けていることが伺える場面があります
そしてその後 共に過ごすことになったフェルン、シュタルクや行く先々で出会う人たちとの関わりもまた
くだらないやり取りも含めてフリーレンの人間よりも長い一生の中で大事に守られていくのだろうという
切なさをともないつつもあたたかい気持ちになったりします
個人的にフェルンの不機嫌顔がお気に入りです
まだまだ15話までしか読んでないですが、勇者と共に世界を救った後のエルフの魔法使いの話。
エルフで長寿であるが故に、勇者を見送り、年老いた仲間と再会し、弟子と共に世界を旅する。
なんだろう、読んでいると土を踏む音や風で木の葉が揺れる音が聞こえてくる。
フリーレンの旅を後ろから追って見ているような精緻で美しい絵柄。
弟子たちとの面白いやりとり。
気になる漫画に出会えました。
定番勇者パーティの冒険の後日談って切り口が面白いです。
魔王を倒すとかハラハラドキドキはないけど、人間の心があまり理解できない、人間とは一生の時間軸が異なるフリーレンが、少しずつ人の心を知ってゆく様にほっこりします。
弟子とのやり取りも、お互い素っ気なくて、つかず離れずな距離感が心地よいです。
長い時間の経過はダイジェストなんですがそこに登場人物のらしさがとても現れていてクスッとなったりほっこりしたりします。
話の始まりは勇者パーティが王都に帰還するところから始まります。勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士のドワーフ・アイゼン、そして魔法使いのエルフ・フリーレンは10年の旅を経て魔王を打ち破りました。通常であれば、その魔王を倒す所が物語の本筋に来るのですが、この物語は武勇伝が終わってからのお話で、その点がとても新しい。これからの人生の方が長いんだ、というヒンメルの言葉は本当にそうだな、と思わせます。
そして、勇者パーティは解散し、それぞれがそれぞれの人生を歩み、50年後に再会。エルフであるフリーレンは変わらない姿で王都にやってきますが、人間であるヒンメルとハイターはすっかりお爺さんに。そしてエーラ流星群を見に行った後、ヒンメルは永眠します。まずここが胸熱ポイント。フリーレンはエルフであるがゆえなのか本来の気質なのか感情の表現が乏しい女の子なのですが、ヒンメルの死を目の当たりにして、もっと人間を知れば良かったと後悔し涙を流します。1000年以上生きるフリーレンにとって、10年の旅など人生の百分の一以下の取るに足らないものだと思っていたようです。ですが、ヒンメルの死からフリーレンはヒンメルとの旅の足跡を辿る旅に出発します。ここからがフリーレンの旅の始まりなんですよね。
旅の道中でフリーレンはヒンメルとの思い出を度々回想します。そこでヒンメルの人となりや彼らの旅の様子が分かります。2つの冒険を同時に見ている感じですね。ある程度読んで一話目を見返すと本当に涙が止まらなくなります。見方が変わると思います!
所々でてくるギャグも面白いし、フリーレンめちゃくちゃ強いし、フェルンとシュタルクのキャラも良いし、ヒンメルってフリーレンのこと好きじゃない?と思わせるエピソードもあり、思わず本買ってしまいました。
感情の振り幅が少なかったフリーレンが、人を知り、ヒンメルを知っていく…良い話です。オススメです!星5では足りません!
エルフの魔法使いフリーレンは、討伐のパーティーに加わり勇者ヒンメルを中心に10年戦った。さまざまな場所で功績を讃えられ、銅像を作ってもらっていた。フリーレンにとっては1000年の中の一瞬の出来事。人間とは違う時間軸なので、みんなが銅像を作ってくれ喜んでいることに理解がイマイチな少女。でもこのパーティーは素晴らしく、メンバーがフリーレンの為にいろいろなものを遺していく。
勇者ヒンメルは銅像と封印した魔物を。その道を辿って進むことで、ヒンメルの想いを感じる。他にも少女を遺し魔法使いとして生きていける力をつけさせたり。フリーレンはみんなの想いを受け取るうちに、人間のような気持ちを抱けるようになる…。
なかなか人との関わりを持たず、師匠が遺した本を見つけることや魔法を集まることくらいにしか興味がなかったフリーレン。人間らしくなることで、哀しみも背負っていく…。とても壮大な物語。おススメです❣️
賞を得た時から気にしてはいました。
今回のアニメ化を期に読みました。
フリーレンの旅路がとても興味深く、彼女の変化も繊細で優しい。
そして…ヒンメル様にやられました(笑)良い漢よ…(T^T)ヒンメル様がフリーレンに注いだ静かな愛情の深さに泣きました(T^T)
もう、彼の評価は上がるばかりだ(笑)
更に、我ながら意外な事に、フェルンちゃんが大好きになっていた(笑)
苦労人ですからね、彼女。
これからもフリーレンの素敵なお母んでいてちょうだいv
そして幸せになってv
前情報なしに読んだのですが、タイトルやあらすじを見てもよく分からないままだったものが、序盤の勇者のたったひとことだけで、タイトルの意味やこの作品の意図することを表現していて、あまりのクリエイティビティにすごさを感じました。
極力セリフを省いたシュールなコメディパートも大好きです。
だれもが考えるけれど、あまり作品にはしてこなかったであろう「その後の物語」、新しい創作物の方向性を開いた作品でもあるのでは。
以前TVで紹介されていて気になっていたさくひん、勇者達が魔王を倒したその後の話。何百年か後の勇者の子孫の話はよくあるが、当人達のその後の話っていうのがおもしろく、御一行様であったエルフと人間の寿命の違いからくる時間感覚の違いや、そこからくるいろんなものへの無頓着さが新鮮に感じられる。
魔法集め以外興味がないように見えるエルフが、かつての仲間に導かれれるように、冒険の道を再度辿る。。。以前の冒険時にはわからなかった仲間からの言葉の意味に理解を示すようになっていくエルフの心の成長。勇者の言葉が思いのほか愛情に溢れていることにほっこりキュンとなる。最終的に亡くなってしまった仲間、師匠に会えるのか、続きが気になります。
不老不死の妙薬を手に入れるために、歴史上の権力者はあらゆることをしていました。
それだけこの世の永遠の生命への執着、すざましかったといえましょう。
しかし、この作品を読むと、永遠の生命を生きることって、どうなのかなぁ、と思ってしまいました。
仲の良い人がどんどん歳を取っていく。
そして死んでいき、その死を見送る……。
自分だけ取り残される……。
これって、幸せでしょうか。
この作品を読みながら、仲間が死に、あの世に見送るシーンの度に、なぜか泣けてたまりませんでした。
やはり死は、神様が与えてくれた究極の幸福なのかもしれません。
生と死、永遠について、深く考えさせられる作品です。