4.0
考えさせられる
かわいい絵なのに、中身は深い!余命宣告された死神さんが、自分の仕事や人生、家族に向き合って行くお話。余命宣告される話は昔からあったけど、これは今まで亡くなる人間の魂を狩っていた死神が主人公だからこそ、話のなかで死というものが二重構造になっていて話に深みが出ています。とはいえキャラクター造形はコミカルで可愛いから、深刻になり過ぎずに読んでいけます。個人的にはちょっと昭和チックな部長が好きです。実家のお母さんも、里帰りあるあるな事しててかわいい。
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かわいい絵なのに、中身は深い!余命宣告された死神さんが、自分の仕事や人生、家族に向き合って行くお話。余命宣告される話は昔からあったけど、これは今まで亡くなる人間の魂を狩っていた死神が主人公だからこそ、話のなかで死というものが二重構造になっていて話に深みが出ています。とはいえキャラクター造形はコミカルで可愛いから、深刻になり過ぎずに読んでいけます。個人的にはちょっと昭和チックな部長が好きです。実家のお母さんも、里帰りあるあるな事しててかわいい。
テーマの重さと作風のほんわかさのギャップが良いです。
絵が優しくて、ふわふわした感じなのに、余命を知った後、どう自分と向き合って、どう生きるか。ってテーマは重い。それでも、作品が重くなりすぎないのは、死神さんという設定がユニークだからなのかな。
色んな意味で秀逸だなと思います。
主人公が死神で、人の魂を狩る仕事をしながら、自分自信も死に向き合うという不思議なお話。
死に向き合いながら余命を生きる主人公の言葉や描写が、心に刺さります。
死神界の設定も何気に現代社会とリンクさせてあるのも考えさせられました。
そして何より、主人公が死神だったり、内容的に一見怖そうに感じるのに、ソフトタッチでコミカルに描かれていているのでとても読みやすく引き付けられる点、見せ方が上手い作品だなと思いました。
死神がどんな最期を迎えるのかも気になります。
歳が離れていて親以上に親みたいだった兄が、私の入籍した日に突然死しました。酒もタバコも好まず、仕事が趣味だったヒト。
「オレは認めない。オマエに妹はやらん!」とか言って欲しかったなぁ…
本人の意思に関係なく急病や災害や事故で、突然居なくなる人は沢山います。生まれてきたなら死は絶対に逃れられない。ならば「その日」が来るまで生きなきゃ勿体無いなぁと思っています。
余命宣告は「やり残し」を減らすチャンスと捉えるべき。大事に暮らさなくてはと日々の奇跡に感謝しています!
余命宣告され自分や周りを見つめ直して静かに淡々と受けとめていく、といったかんじです。
周囲の方々も良い人ばかりでホッコリします。
ただ…これ死神の設定そこまで必要ない気がしてしまうのですが??
確かに人の終わりと対自する事によって自身の病とも向き合うのであったり等の描写もあるのですが、別段人間設定で医者とかでも成り立つくないか?って思ってしまった。
少し奇をてらったほうが手に取られやすいのもわかるけど、寿命が長いからこその部分も描写があるわけでもないので人間の寿命の過ごし方と同じだったりで余計に死神じゃなくてよくない?ってなった。
全体的には生死を見つめる温かい作品で好きですよ。
シビアな面あり
クスッと笑える話しありで、
ヒューマンドラマにすると、表現が重いけど、
そうならないのが
キモカワキャラの死神、山田さん。
余命何日!っていうシビアな話なのに、
そうか、この手があったか!
温かいお話になっていて、
ホノボノします。
何気ない日常にひそむ、何気ないお話なのに
残りわずかと思うと、
何もかもが大事で貴重な時間で、
考えさせる!泣ける?
イヤイヤ、そこは死神だからか軽く読めちゃう!
いいとこ取りの漫画に仕上がってますね~
どうも、死んじゃった後も続くらしいので
ちょっと、自分に置き換え?
死活しながら読んでみます
妙に人間臭い死神たちです(笑)まあ死ぬひとの魂を狩るのが仕事なわけですが、自分の余命を知って自分の仕事がつらくなるんですね。そして、自分の残された人生(って呼ぶのか?)に向き合って、大切なひとたちとの時間を愛しく思って、そんな生活を通して自分自身の来し方、自分という人間(だからそう呼ぶのか?)を見いだしていく。死神という設定だからこそ、自分の死を主観的に見つめようとしながら、死というそのものを客観的に見つめざるをえない、そういう葛藤と残酷さが描けるのだと思います。キャラや世界観はかなりほのぼのしてるので、現実的な部分が否応ない感じで余計に際立つ面も。さらっとはしてますが文学的な奥行きがあります。
魂を狩る死神が不治の病?余命?ってことで、読み始めた。人間だと30歳位の社会人女子が主人公で、余命半年と宣告されるところから始まる物語。テーマは重く難しく深い。それを主人公の視点から、淡々と描いている。
主人公がふとしたことや、流れで余命宣告受けたことを伝えるストーリー展開も、受けた両親、上司、友人の反応や言葉も、
皆がそれぞれ、主人公を考えているという、優しく暖かいメッセージを感じて共感でき、でも切なくて、泣ける。
主人公の仕草や表情がだんだん愛しくなる。全話カラーでホンワカタッチで読みやすい。画もストーリーも登場人物達も、本当に素晴らしい作品と思う。
ただ、場面転換や気持ちの切り替わりに入るのか、無駄なコマが多過ぎる。手元に置きたい本だけど、単行本化は難しい気がする。電子書籍ならではの作品かもだが...
前話の振り返りが半分近い回も複数あり、一話分購入して残念な時がある。それで星一つ減らした。
とうとう部長に精密検査の結果を打ち明けた山田さん。家族にも誰にも話してこなかった中で、部長が、周りに心配かけないためか?の問いに
「大事な人の悲しむ姿を見たら特別に悲しいことだと思ってしまう それが…いやで
自分のために黙ってました」
と答えた言葉がとても残っています。静かで、飾らない表現で、山田さんの魅力が伝わってくる回(33話)でした。 あ、そのあとゴキちゃんの登場でガラッと変わりますけど笑
素敵なキャラいっぱいの会社や家族、死神さん達。これから周りも少しずつ変化しながら山田さんがどうなるのか。。切ない部分もありますが、ほっこり読ませてもらってます。
登場するキャラクターが、とにかくみんなかわいい!
死神にも余命という概念があるとは…
あまり悲劇的になるでもなく、大げさな振る舞いをするでもなく、少しずつ死を受け入れていく姿がよかったです。ほっこりする場面もあれば、胸が熱くなるようなシーンもありました。
まだ半分くらいまでしか読めていませんが、最終回はどうなってしまうのか、楽しみなような死んじゃうのは寂しいような。