5.0
武道家・愚地独歩の物語
刃牙のスピンオフにハズレ無し。
この作品も当てはまります。
原作では斬られ役が多くなってしまった愚地館長ですが、今作では存分に相手をどつき倒してくれます。
刃牙にありがちな「そうはならんやろ」という格闘ファンタジーとも言うべき所はきっちり出しつつ、
夢枕獏先生の「餓狼伝」のような緊迫感もあってドキドキします。
本編では鎬紅葉を初めとしてやたら治療のスキルが高いお医者さんが出て来ますが、
本作は舞台が舞台だけにそういったキャラは出てきません。
それが「負けたら確実に死ぬ」という真剣勝負の緊張感を生んでいるのだと思います。
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