みんなのレビューと感想「1日2回」(ネタバレ非表示)

1日2回
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  1. 評価:5.000 5.0

    1日2回

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    1日2回ふと昔のことを思う。
    どうでもいっかでおさまる。
    でも本当にどうでもいいのかもしれないけどどうでもいいとおさめているのかもしれない、だってどうしようもないから。思い出は軽いようで重く、ちっぽけなようで中々なものかもしれない。
    若い頃は考えれるキャパは狭いくせに考えて行動する体力はあるから勢いも余ってしまって、だからフットワークが軽い。淡々とことが運び過ぎていくのかもしれない。そのときはその事しか考えられず、夢中で、大事なことを忘れてしまうのかもしれない。いや、大事なことすらわかっていないかもしれない。簡単に言えば余裕がない。っていうのか。
    でも若くなくなると大事なこと、大事なものが見える、見え過ぎてしまう。思い出と経験を思い出してはやめを繰り返し滞っている。夢中とは逆に飽きる。先を考えぬく余裕が作れるキャパが広い。大事なものが隠れない視野がある。失敗しない。

    とくに主人公れみちゃんは現実的で前向きな性格だからどこか引っかかっていた心、気持ちも置いてけぼりにして前に進んできたのかもしれないなぁ。とか。

    みんなそうだろうけど。

    40近い方でこのお話に共感が持てない方はいるんでしょうか。
    いくえみ先生、勝手な解釈ですいません、でも共感しかありませんでした。
    30代のわたしは続きが読みたくて仕方ない。

    • 38
  2. 評価:4.000 4.0

    しみる

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    40代の今の私が読むと、心にとても沁みます。
    作画も、40代のリアル?、崩れていく、かっこよかった人、可愛かった人も少しずつ変わっていってしまう。現実感あって、私は好感もてます。
    幼馴染の、自分でも気づかない恋心ってありますよね。
    私も、今は結婚して遠くで暮らす幼馴染が居ます。
    小学校、中学校、それからも、お互いに彼、彼女が出来たり。
    だけど、私に何かあるといつも気にかけてくれた。今は疎遠になったけど、
    夢に最近よく出て来て、、
    あれ?!
    私、あいつが好きだったのか??!
    と、淡く切ない(古)気持ちになります。
    気付かなかったことに、やっと気づく時もある40代。
    また会えたらなーと、ほのかに思います。
    いや、純粋に。笑
    いくえみ先生、私が10代の頃から、長く良作を生み出し続けてる、素晴らしい作家さんです。

    • 36
  3. 評価:4.000 4.0

    いくえみ節

    画が手抜きや劣化と見るか、研ぎ澄まされていると見るか。

    いくえみ先生ほど画が流動的に変化している漫画家はいないのでは、と思う。
    ずうっと売れているのに、守りに入ることなく変化させ続けている(おそらく意図的に)のはスゴいと思う。

    いくえみ先生の作品はある人々の日常の営みを描いているのに、読んでいるとある種独特の世界観がある。

    特筆すべきは、『言葉に出来ない感情』を可視化してくれていることだ。
    「何かひっかかっていたこと、ひっかかっていたはずのこと」「スルーしちゃってたけど、アレってなんだったっけ」「モヤモヤしていること、していたこと」みたいなものをネームと画(表情)に落として具現化して私達に見せてくれるので、読者はカタルシスみたいなものを感じるのだと思う。

    『かゆいところに手が届く』及び『痛いところを突いてくる』と云えよう。

    この作品の先を見てみたい。

    昨今はメディア化も多いなか、今後もいくえみ節を期待している。

    • 7
  4. 評価:5.000 5.0

    年齢的にドンピシャです。
    10代の頃は40代なんて想像もできない年代だったけど、いざなってみるとなんてこたない。子供がいる手前真面目にやってるつもりだけど、中身なんてさほど変わってない。もちろん積み重ねた年月分大人にはなってるんだろうけど。
    いくえみ先生のお話は若かろうが中年だろうがとてもおもしろくて、私の人生もこんなふうに...なんて思ってしまう大好きな作品が多いです。

    by sgo30
    • 6
  5. 評価:5.000 5.0

    素晴らしい❗️

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    作家さん、子供の頃から第一線でご活躍されてましたが継続して素晴らしい作品を出されて脱帽です。才能と年季が入り物語が重厚でしみじみと考えさせられます

    主人公は幼なじみの男女
    りみと季
    設定は39歳で、二人ともシングル、またお隣同士で暮らす事で過去と現在のストーリーが交差しながら進んでいきます✨
    構成の素晴しさ、無駄がなく二人とチューやんの関係も丁寧に描かれており、ノスタルジックな雰囲気です。

    二人の今後も気になりますが、過去のチューやんの登場シーンに、40代の自分も昔を思いだし余韻に浸ってしまう…
    大人な作品です。

    • 4
  6. 評価:5.000 5.0

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    幼馴染2人ももちろんいいけど、ちゅーやんのエピソードが少しづつ出してくるところが、わたしは好きです。れみちゃんが好きになった人ってどんな人だったんだろうって惹きつける展開がうまい。
    40代の私、高校時代いくえみ先生の作品を読んでて、この年になってまたリアルな年代の作品を読めるなんて幸せです。若い頃は自分のことだけに突き進めてしあわせだった、若い頃はいいなじゃなくて、今も生きないとなって悩み、葛藤、焦燥が共感できて、この作品に出会えた感謝しています。それでも季の「めんどくさい」が思う!大人になったって思うよね!ってヒュッと昔にタイムスリップしたというか。
    次の配信心待ちにしています。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

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    回想シーンと現代が行ったり来たりで、一瞬「?」となることもありますが、総じて胸が「
    ギュッ」となるような感じがします。
    今出ている分は全て購入しましたが、妊婦のお嫁さんと一緒にお兄さんが実家に戻ってきて、、のところで、この義姉が好かん!でもそのおかげでお母さんが季を想う気持ちが溢れているところが見れたのはよかった。
    幼なじみの2人、今の関係が1番いいのかもしれないな。
    早く続きが読みたいです。

    by inasamu
    • 3
  8. 評価:5.000 5.0

    じわじわハマる

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    この人の作品が作り出す空気感が好きだ。

    その舞台となる町の空気、匂い、人の自然なつながり、関わり、生活感というのか。自分の生活とは違うからか、とても惹かれるものがある。
    なんとなく、旅行先で出会ったその土地に暮らす人たちに混ざって日常を垣間見るようなところ。
    あ、あなそれは別かな。
    でも、この作品は少し違くて、もっと人にフォーカスされてる気がする。
    最初はなんとなく感じていた単調さも、だんだんと登場人物たちの空気感に魅了され、
    人間の弱さ、強さ、おかしさ、悲しさを感じる。

    そういう普通の営みがいかに素敵なものかを感じられ、自分たちの生活の豊かさにも気付かされるものがありました。
    大好きです。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    心の奥が絶妙にザワつく

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    1日2回ってタイトルがいいですね。
    いくえみ先生の作品は、心の奥の琴線を絶妙な力加減で撫でていくような、何とも言えない余韻を残します。
    いわゆる予定調和じゃないんですよね。
    え?って方向に行ったりして、心の奥がザワつく。
    だから心が疲れている時は読めないです。笑
    このお話は他の作品に比べると、心のザワザワ感少なめで読めますが。笑

    そして、いつものことながら言葉遣いが秀逸。
    チューやんとミハの回のモノローグ
    あれらは時折 こちらを覗きに来る

    思い出すではなく、覗きに来る
    この表情に唸ってしまいました。

    れみちゃんと季の関係性がなんとも言えない。
    泣き虫な季の涙にちょっと胸が締め付けられて。
    なるほどと唸って、意表を突かれて、ザワザワします。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    いくえみ節見参!

    幼なじみってなんでしょうね…って人それぞれ思う所は違う。
    兄弟的なもの、淡い恋愛的なも…を読者の色んな受け止め方があるから、ここは読者が考えさせられる所かな。
    あえてはっきりした結末では無く幼なじみとして、鍵谷の気持ちだけを残して終わって居る。
    成長の過程で高校生で仲良くなった忠君と結婚して、娘が生まれて、忠君が亡くなって、それでも生きている事への意味も何も語らない中に考えさせられるものがある。
    出戻りの鍵谷が生きる事に意味を見出せないでいても隣りのれみちゃんを見ているうちに、少しずつ変わって来ていたかと思った。
    感情が戻って泣いたり、れみちゃんや娘のるみちゃんが気になって関わりを自ら持つようになるしね。
    ストーリーの合間にれみちゃんの夫の思い出や、亡くなるまでや、れみちゃん夫婦の笑顔の家族写真が差し挟まれていて泣けてしまった。
    一番近くにいる男女の分かり合える部分と、それ以上は踏み込まない部分とを40歳となった幼なじみの距離は縮まらない。
    番外編がさらに続いて50歳になった時、60歳になった時どんなだろうか?とか。
    この先は読者である私はもしかしたら…と勝手にストーリーを作って見た(内緒♡)
    いくえみ先生が残してくれたストーリーかなと、勝手に受け取りながら。

    • 0
全ての内容:全ての評価 1 - 10件目/全396件

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