4.0
二人の女の子
5話まで読んだ感想。
絵が可愛くて、話のテンポも良い。
自分達の遊び場であるサンマルクス広場で、6歳の主人公、コンスタンス・グレイルはスカーレット・カスティエルの処刑を見てしまう。処刑される直前、彼女と目が合う。
時は流れて、10年後。
コニー(コンスタンス)の父親である11代目当主、グレイル子爵は友人の連帯保証人になり、多額の借金を負う。借金返済のため、社交場への伝手を必要としていたブロンソン商会の代表、ブロンソン准男爵位の子息、ニール・ブロンソン(17歳)と婚約する。
利害関係一致の政略結婚とはいえ、ハンサムで優しいニールにコニーは胸をときめかす。
ところが、ニールは男爵令嬢である、パメラ・フランシスに夢中だった。
グラン・メリル=アンで開かれた舞踏会で、コニーはニールとパメラが抱き合っているところを目撃してしまう。
落ち込むコニーだが、このまま黙っているのは誠実ではないと顔を上げる。「汝、誠実であれ」がグレイル家の家訓。
そして、グラン・メリル=アンは、かつて王太子エンリケ殿下がスカーレット・カスティエルの罪を糾弾し、婚約破棄。そして、その場で子爵令嬢セシリアと婚約宣言した場所だった。
話が面白くなってきたわ。
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