5.0
難しい分野だけど必要な知識
気象や防災は割と好きなので知識を深められたらと思って読んでみました。
可愛い絵柄なのでどんな人にも読みやすいんじゃないかと思います。
気象の説明がありますが、やはり多少の予備知識がないとなかなか理解できないかなと思ったり。
でも、線状降水帯という名称も昨今では当たり前のように皆さんが知ることとなってますが、連載されてた当時は知らない人の方が多かったはず。
いち早く災害に繋がる情報を漫画にしてくださったのはすごいと思いました。
災害救助が全て成功する訳ではないこと、愚かな判断をしたことで、別の誰かの命を奪うことになること、現実の厳しさが表現されています。
自分だけは大丈夫なんてことはない。
これくらいなら大丈夫ってこともない。
大したことにならなくて良かったね。と、思えるようになったらいいと思います。
2巻の山岳救助の回は、山に登る全ての人に読んでほしい。
軽装登山、弾丸登山などで遭難して救助された方々は、自分の愚かな行動でこういったことが起こることを考えた方がいい。
他人を巻き込むこと、他人の命を奪うこと、深く考えた方がいい。
無事に救助されて当たり前ではない。
山だけではないが、自然を相手にしたら100%安全ではないことをきちんと認識する必要がある。
責任は誰か別の人にあるのではなく、一人一人にかかるもの。
押し付けるものでも、押し付けられるものでもない。自分で取る覚悟が必要なのだと思う。
続きは時間がかかりそうなので、ゆっくり待ちたいと思います。
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