5.0
作られた世界
文字すらない因習やしきたりに縛られる古代の話かと思いきや 不老不死を可能にするくらいのテクノロジーで企業が箱庭的世界を作り支配する
その世界の創生者は双子
箱庭ランドで生まれ足掻くヒロインも双子の杏とアン
双子の不思議な能力やランドを作った理由 人間の不老不死への執着や人種差別 様々な要素が絡み合って面白いです
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文字すらない因習やしきたりに縛られる古代の話かと思いきや 不老不死を可能にするくらいのテクノロジーで企業が箱庭的世界を作り支配する
その世界の創生者は双子
箱庭ランドで生まれ足掻くヒロインも双子の杏とアン
双子の不思議な能力やランドを作った理由 人間の不老不死への執着や人種差別 様々な要素が絡み合って面白いです
この作家の絵柄は綺麗なので、以前から好きです。
この作品は以前、モーニング誌で少し読みました。時空を超えたテーマが得意なようです。
読者の視点も時空を超えて、自分が何処に居るのか判らなくなるようなドキドキ感があります。最初は「時代物?」のように始まりますが、実は時を超え、私達【現代】の視点に近い内容になっていきます。そして更には未来へと続く。
私達自身にも「どうやって生きていくべきか?」が問われてるような感じがします。
無料掲載分を少しずつ読んでます。
昔の生け贄制度や、身分制とかは、なんとなく分かるのですが、この話独特の設定、50才までの短命、東西南北にいる奇妙な神様や、捨てられたアンの逆襲?、絵も微妙に怖くて一頁ずつ読むのが怖いけど、なんか続きが気になる作品です。
内容はしっかりしてるので、良い作品だと思うのですが、先を読むのに私は勇気がいる感じです。
最初は特殊な日本の昔話かと…読んでいくと「えっ!?未来の話なの!!」と驚きます。
最初の設定で生け贄は無かったのに、そこで生きる人が勝手に生け贄制度をつくる…自分達の手に追えないと人の命を使うんでしょうね。人間って…
過去でも今も未来も、人を虐げて暮らしを守るのは変わらないのでしょう。
なんて読みつつ考えてしまいました。
とにかく知命のおじさんズに頑張って欲しいなぁ。
最初は何が何だか良く分からず、読むのを止めてしまおうかと思いました。
無料だったのもあり、とりあえず読み進めることに。
面白くなってきた所で無料分終わり…
江戸時代位の話かと思っていたら、全く違います。
近代的な建築物が描かれているので、遠い未来?と思って読んでみたり。
それだけでは終わらない面白さがあります。
子供の視点で描かれているので、理解しにくい所もありますが、面白い作品だと思います。
読んでみる価値があると思います。
マンガ大賞受賞作なので、期待して読みました。確かに面白かったです。老いや病の意味、宗教がなぜあるのか?文明やテクノロジーが人間に何をもたらすのか?文明も文字に始まり、延命技術のようなハイテクに至るまで、それが人に何をもたらすのか?文明を持った人間にも太刀打ちできない自然の猛威、天変地異、それでも人間はなぜ生きるのか?壮大なテーマがてんこ盛りに盛られています。壮大なSFのような、もしくは寓話のような不思議な物語。最後の最後は希望の持てる終わり方で、救われる。
特殊な村の昔話なのかと思ったら現代の作られた村の話だったんですね。
村と現代の世界の違いが衝撃的ですね。
村では50歳になるとなぜか死ぬとされていて、死んだはずが、実は現代の世界へ連れていかれる。
村では50歳まで生きれる人はほとんどいないから、50歳まで生きた人は死後(ほんとは生きているけど)神様のように扱われる。
その家族は50歳で別れなければならないのですが、うちの父ちゃんは50歳まで生きた!!と誇らしい気持ちになっている。
現代では、50歳までしか生きれないなんて短い人生と思われますが、昔の世界の話なので、それが普通だったんですね。
4つの神様の元で村人たちを縛り、悪いことをすると神様から罰が下るとされている。
また、生け贄にされたりもしている。
だれが、どのような目的で村を作ったのかとても気になります。現代とその村を行き来している人たちもまだ謎です。
続きが気になる話ですね。
物語の序盤は、江戸時代かそれ以前の時代の日本の悪しき風習を行う村の話かと思いながら読んでいた。
その中で主人公が、主人公が生きる社会において当たり前とされている人の命への価値観や自分の置かれている立場、『隣の村』レベルの外の世界との違いに疑問を感じて、それを壊していくお話なんだろう…
…と、思っていた。
物語の途中から急に視点がグっとひく。
そんな小さな村の中の話ではなかった。
ひとつ忠告しておくと、子どもが生け贄にされるので産後すぐのママや小さい子がいる方は、読むことが辛い場面があると思う。
最後まで気になって読みました。
ここまで描き切るのには相当のパワーが必要だと思われる力作でしたし、人の強さと弱さ、生きることの価値、情報に溢れることの良し悪し 等々、作者の問題提起もよく分かりました。
が、娯楽要素がそこまで強くもなく、面白かったかというとそうでもなかった気がします。
設定も、既視感があって、私にはそんなに合いませんでした。
江戸時代の田舎っぽい始まりですが、知命や四つ神の説明あたりで既視感が。京極夏彦の百鬼夜行シリーズでいうところの堂島の「実験」、高山しのぶの「あまつき」みたいな感じかな…と思ったら本当にそんな感じの展開でした。
山下先生の作品を読み慣れていないからか、テーマと絵柄がマッチしておらず、あまり迫力が感じられませんでした。
なんかグダグダしてるし私には合わないようで、無料分の途中で脱落しました。