4.0
闇は深かった。巻き込まれた朋美。後の祭り
浮気沼を読みました。
全3話。ネタバレ感想ご注意ください。
「ごめん朋美」
「今週の金曜日って約束してたのに」
斎藤朋美(32)はレスに悩んでいました。
結婚して4年、レスは3年。そろそろ子供もほしい。
夫の雄太は「朋美は家族」と言いますが、、
朋美は気を引くため、ネットで調べた勝負下着で迫りますが、雄太は拒否。「俺にだって心の準備があるんだよ」
ある日、精力アップメニューの夕飯を作りますが、23時になっても帰って来ない。そこへインターホンが鳴り、夫と思い玄関へ行くと、夫と夫の後輩の男が。
男は、雄太の大学ボート部時代の後輩の三枝(さえぐさ)。
朋美はなぜかときめき、三枝は夫と家にあがります。
三枝は朋美を褒め、朋美は社交辞令でも嬉しく思いました。
疲れてソファーでうたた寝する夫と三枝。
お客さんだから成り行きの下心なしで朋美は三枝にお風呂を奨めます。
タオルを用意しに脱衣場に来た朋美は、ガラス越しに三枝を見て、、、
二人は結局しました。忘れていた感覚。
そして朝、夫に勧められ大学ボート部の見学へ夫婦で行きます。
三枝にまた会えました。そして倉庫でしました。
数日後、朋美は夫に機嫌の良さを褒められます。また会いたい、、三枝に連絡してボート部へ夫の差し入れと理由つけて行きますが、
三枝はまだ来ておらず、不審に思った部員。
朋美ではなく、夫の雄太と三枝は仲が悪い事。
昔、雄太は後輩へのシゴキがひどく、三枝たち後輩は耐えていたが、後輩の一人が耐えかね自殺した事。その後輩は三枝の親友で、雄太に復讐すると三枝が言っていた事
、。
たまらなくなった朋美は帰り、夫に真相を聞きますが逆にアップされた三枝との関係写真を聞かれます。
雄太は朋美を抱きしめました。実はED。
がんばった。愛してたけど限界。
離婚をつきつけられました。
三枝の復讐と気づきましたが後の祭り。
一人になった朋美は、満たしてくれるなら誰でもいい。夜の街を彷徨います。
おわり。
感想。意外な展開。レスの話の裏で先輩後輩の因縁がありました。
苦しんでいた夫。復讐の機会を待っていた三枝。
結果、訳もわからず振り回された朋美。
突然、愛を失い、一人街を彷徨う朋美。
意外に深い話だったけど、なんだかせつない。
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