5.0
無料分(途中)の感想です。
この作品を初めて知ったのは、今から20年前?くらいかな。西洋のおとぎ話の様な幻想的なタイトルと美しい青年達の表紙。とても印象的でしたが、その時は、BL漫画だと思って興味がなくて、読みませんでした。
ですが、昨日、たまたま「めちゃコミ」で見かけて、無料サンプル増量の影響と、懐かしさもあったのか何故か(無料分だけですが)徹夜して読んでしまいました。
とにかく話が全体的に面白い。後、美形キャラばかり出てくるので、昔の漫画あるある「絵が古くて、ちよっと…」という違和感も余り無く、サクサク読めました。
ちなみに(既に他のレビューに書かれているかもしれませんが)「イシュカ」という言葉。気になって調べたら、古代ゲール語で「水」を意味し「Uisuge Beatha(ウシュク=ベーハ)」で「命の水」という直訳になり、これが現代の「ウィスキー」の語源になったとか(諸説あります)。
※漫画の感想※
私自身も作品を読むまで知らなかったし、他の方もレビューに書いていますが、BL物と言っても、露骨な性表現とかはなく、むしろ「魔物」と「人間」という相反する者同士が愛し合う、崇高な愛を説いてる作品かと思います。
大事なのは、姿形=肉体という「器」ではなく、中身である「魂」がお互いに惹かれ合う事なのかなと思います。漫画で云えば、魔物と人間のカップルも自分は賛同するし、現代で置き換えれば、男性同士、女性同士、様々な人間同士の愛があっても良いのではと思う(偉そうな言い方ですが(汗))。誰かを傷付ける訳ではない、ただ、お互いが愛し合っている。それで良いと思う。誰にも「これはダメ」という線引きは出来ないと思う。
LGBTQ+等、世の中で「性」や「愛」の在り方が問われる様になった今こそ、色々な人に読んでもらいたい作品かと思います。。
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