4.0
香純は抜け駆け出来た?
2話全部読みました。
ネタバレ感想ご注意ください。
試し読みの続きから。
ペンポーチにつけるイニシャル入りアクセサリーを3人分配るアリサ。
ちほにはガム1枚。
あからさま。
友情の証。
香純は、ちほの言葉を遮り、アリサ達にあわすことにします。
しかし、アリサは次々と、お揃いの物を買おうとして、
金欠の香純。こづかい5000円を母から前借り。
そしてクリスマスパーティー。プレゼント交換とコスプレ衣装。プレゼントだけで5000円。
もうお金ない、、
香純は、「クリスマスは親戚が来る」と思わず言いますが、
不審な態度を見抜いたアリサ。
「クリスマスに親戚?それとも来たくないの?」
後で香純は、ちほに声をかけられます。
「香純、今楽しい?」
答えられなかった香純。
そして家で、母のサイフからお金を抜こうとした香純。ちほの言葉が頭をよぎり、
結局抜きましたが、母が発見。未遂に終わり、抜く理由が答えられない香純は、こづかいを没収されました。
ちほは、香純にパーティーに来ていく服をプレゼントします。
そして香純はパーティーに行きますが、勇気を出して本音を言いました。
「ペンポーチも断りたかった。何でも同意しなきゃいけないのが友達なら、友達やめる」
パーティーを後にした、香純とちほ。
ちほは言いました。「私だって傷ついたし、まだ許したわけじゃない。でも着替えずにいてくれて嬉しかったし、さっきカッコ良かった」
香純は、ちほに家に誘われました。そこで、色々本音で喋りました。忘れられないクリスマス。
おわり。
感想。子供や妻に聞いても、女の付き合いは面倒臭いと言います。
香純とちほは、アリサともう親しく付き合う事はないでしょう。
対等に話をするって大人のほうが難しいのかもしれない。
それぞれの人生を歩み、価値観も違いますから、30代半ばを過ぎると同級生というだけで話が弾み心地よいって事はない。世代を超えて友達が出来ます。
同窓生は、学生時代を一緒に過ごした分またニュアンスは少し違いますが。
対等に話をすると言うことは、文句も言える仲ということ。それが出来ないのは友達じゃないね。
高校生でそれが気づけて羨ましい。
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