3.0
悲しいことに
よくある学園サバイバル漫画、モンスターパニック漫画、それを一種のパロディとしてギャグ化しようという試み自体は面白い。
また、完全にギャグに走っているかというとそうでもなく、モンスターパニックとしての見せ場もあり、作品は微妙なバランスの上に成立している。
既存のホラー映画の「お約束」を逆手にとって利用し、巧みに編み上げられた「スクリーム」というパロディ・ホラー映画があるが、イメージとしては、あれに近い。
しかし、悲しいことに、全く笑えない。
これは作品のせいではなく、私のせいだと思うのだが、「デトロイト・メタル・シティ」にしても、この作者のギャグは本当に自分には刺さらず、どうにも盛り上がれなかった。
申し訳ない。
- 4