5.0
まじ、最低で最高!!
最終話まで読んでのレビューです。
前半で、真面目くん、坊主頭、黒髪女子、金髪女子の男女4人がノリと勢いで関係を持ってしまいます。この前半部分で、拒否反応を示す読者が多いのは坊主頭の身勝手さかと。
実は真面目くんが黒髪女子に好意を抱いてるのに目の前で女子2人の初めてを坊主頭が奪ってしまうし(女子には同意の上だけど)金髪女子が真面目くんの気持ちを察して気を回すも、とにかく空気読めない坊主頭がただただ本能のままに行動します。
そんな、本能のままに貪りあう夏休みが続中盤で、夏祭りの夜に坊主頭の先輩から襲われた女子2人。坊主頭が逆らえずに見てただけの中、真面目くん勇気を出して果敢に止めに入るも返り討ちでボコボコ。これをきっかけに疎遠になってく女子と男子。
後半は、疎遠の間に現れた大学生と女子2人が3人での関係を持つことからスタート。長めの描写があるので良いとこです。
大学生との関係に溺れた女子2人でしたが、夏休みも終わる頃には大学生は黒髪女子と2人だけの関係を楽しんでいました。ここでどんどん開発されちゃう黒髪女子
学校の再開後、女子2人が一緒に帰るとこを目撃した真面目くんは追いかけますが、追い付いた時にいたのは金髪女子だけ。
黒髪女子の行方を尋ねた真面目くんに金髪女子が話したことは大学生との関係のこと。そして今も大学生とあってるはずだと告げ2人で大学生の部屋を尋ねます。
ここが1話目、冒頭のシーンです!金髪女子も大学生に好意を抱いていたので切ないシーン
その後、黒髪女子に話があるからと公園に呼び出した真面目くん。そこから話は数年後に飛びます。
サラリーマンになってた真面目くんは黒髪女子が働く喫茶店で2人談笑しています。
この2人の関係はというと、黒髪女子は大学生との関係後も色々な男性と関係を持ち続けて、真面目くんはその話を聞くだけの人。
公園に呼び出した真面目くんは黒髪女子に対して関係の全てを聞かせて欲しいとお願いしていた!
真面目くんは黒髪女子が色々な男性と関係を持つ話を聞いて想像するのが好きな性癖だったんですね~最低かよ!
この最終話には賛否あると思われるけど、私はこのオチ最高でした!むしろ純愛じゃん!とまで思った。
ひとつ言えることは、作品は全体を通して細やかに心の機微が描かれています。
そこにも気づけたら最後のオチは納得いくんじゃないかな?
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