4.0
日常にいつのまにか魔法がかかる
この作家さんの作品は、絵柄も特に華やかというわけではなくて、いつも淡々と進んでいくのだけど、急にグイッとワインを飲みすぎたときのような酩酊感を味わわせてくれるんですよね。
つまらなかったはずの日常が、いつの間にか恋の魔法で薔薇色になっていた、みたいな。
別に好きになるつもりじゃなかったのに、いつのまにかひどく好きになっていた、みたいな。
会話のやりとりも、ちゃんとキャッチボールがあって、昔のハリウッドの恋愛映画を見ているようだなあと思うときがあります。お互いを冷静に見ている男女の恋、なんですよね。はまると癖になります。
あとは、女の子の顔がもっとかわいければいいのになあと思います。男の子の顔はかっこよくてきれいなので、女の子ももっときれいでいいのでは?と思います。
- 1