2.0
従属的
圧倒的な弱者との恋愛ストーリーは、個人的にはちよっと苦手です。
本作のマヤも、教養も知恵も恐らく体力もない。たぶん、アイデンティティーも確立していない。
当然、一人では生きていけないので、初めて優しくしてくれた人(獣人?)に依存してしまうのは当たり前。
一方のバルトは、マヤをただただ愛でるだけ。
生きていくための教育とかしてあげればいいのに。
この二人の関係を愛と呼んでいいのか?と、思ってしまう、ひねくれたワタクシ。
マヤを愛しく思うのは、バルトに余裕があるからだと思う。
国の跡継ぎとして、何もかも与えられてきたバルトは、あそこから出ても生きていけるのだろうか?
その状態で、一人で何も出来ないマヤを、背負い続けられるのだろうか?
う~んやっぱり、愛とは思えない。
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