5.0
自分にとってのオリオンとは
他人を悪者にして自己防衛する周りの人の行動、些細なことで上手くいかなくなる人間関係の難しさがリアル。
心の内側を描くのが上手く、小絃が吃るのにもこだわりを感じます。
主人公・冴門が地味で底辺だと思っていた小絃が可愛くて、見る目を養われた大人に人気あるのが納得。
私は「30歳を過ぎたら自分の顔に責任を持たなければいけない」と親に教えられました。人柄や人間性は見た目に反映されるという意味ですが、この方の作品からは同じようなメッセージを感じます。
自分を肯定するきっかけをくれた小絃に惹かれる冴門ですが、小絃には辛い過去の事情があるようで…?
テーマのわりに明るい雰囲気ですがサスペンス要素もありどんどん面白くなっていきます❗
『宇宙を駆けるよだか』の火賀君も大人になって小絃の叔父&教師として登場します✨✨
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