【ネタバレあり】黒伯爵の淫美な寵愛 わたしは夫に恋をするのレビューと感想（6ページ目）

絵が綺麗です

イラストの綺麗さで購入を決めました！
控えめなヒロインが可愛いです！

絵がいいですよね。でも

絵がいいです。可愛いしかっこいいし。男性の方が素敵です。この作家さんの作品を見るたびにそう思います。絵はいいのですが。お話が、うーん。と思うことが度々。今回もそのパターンです。

設定は面白いです。政治的に不利な環境に美しく生まれた王女アレクサンドリアを守る為に、乳母に髪を白髪に、顔には痣をドーランで施され、醜い王女と育てられた自己評価が低い王女、一方結婚相手のディーランは公爵と偽っているが、他国の元王子で、革命を先導して自国を自分の一族から守り自分さえ国の為に不要とする賢くて熱いストイックな美しい貴族、そんな2人が舞台のナントカ国で、恋に落ちる話。いいよね。

王女が醜いのは、どうなんだろうと思っていたら、そうじゃないと安心。

けどけどけどね、
ディーランが、王女に、醜くても容姿に関わらずちゃんと惹かれることが、伝わりにくい。これはフィクションには欠かせないでしょう。
奥さんいるのに、王をたぶらかそうとする侵入者(アレク)を気がつかずあわよくば、やっちゃいそうな事件
なんかね、口ばっかりな感じがするの。
外見カッコいいのにね
アレクは、ちょっと自己評価低くて、イライラするし。
辻褄が合わないとこあるし。

設定が面白い、絵がきれいなので、もっと気持ちの因果関係やハッピーエンドへの登場人物の魅力やパワーみたいな推進力、を期待しちゃうんです。

元がハーレクインの作品を読むと、すごくステキなので、絵の説得力がある作家さんだと思います。ので残念。

以下あらすじのようなもの
王女アレクは類い稀な美しさで生まれるが、親の王夫妻をなくし、叔父の宰相が実質権力を握る政情不安の為、美しさを隠し成長し、自分自身の醜さに負い目を感じながら、美しいと評判の大国の公爵に言われるまま嫁ぐことになる。お互いに相手のことは大切にするが、親密な関係にならない。そんな時宰相からアレクは王をたぶらかすことを支持されてじこくのためにやる気になるが夫ディーランに見つかり、押し倒され、彼女の素顔などが明るみに。夫の方は、王から聞き明るみに。最後は悪役宰相が捕まり、2人の国が統一され2人はその国の王になりハッピーエンド。

伯爵、姫系がツボで同じ系統物を読んでいますが絵も綺麗で主人公と伯爵の気持ちがすれ違い続けるところはじれったいですがハッピーエンドできゅんとする話です^_^