【ネタバレあり】ゴミ屋敷とトイプードルと私♯のレビューと感想

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  1. 評価:5.000 5.0

    姉妹の、甘やかされた末っ子の凄まじい生態

    まるで自分の妹を見ているようでした。。

    無責任で、感情と欲望にはド正直で、他人のことなんか知ったこっちゃない割には依存したり利用したり(本人には自覚がない)etc…
    …と、実際には文章だけでは到底表現しきれないほどぶっ飛んでいて常識・倫理では計り知れない彼女等の思考行動の描き方が、この作者さんはとにかく秀逸です。

    9話からは例の明日香が再登場します。
    ヒーラーに転身したと思いきや、別にスピリチュアル自体には傾倒してるわけでもなんでもなく、ただ人生を巻き返すために上り詰めたいだけ。
    しかしスミカに救われ、彼女を慕っていた気持ちは純粋なものでした。
    そのスミカに裏切られたことで、彼女をどん底に突き落としますが、別に復讐を画策したとかではなく、これもまた直情的な行動の結果だと思います。
    周囲は狡猾に彼女たちを利用していたようですが。

    救急車を呼んだのはてっきり記者と思いきや、違った所が意外でした。あの場でレイキパワーを信じていないのは明日香とホストと記者だけなので「…まさかね」があった可能性もあります。明日香にも良識、良心があったということでしょうか。

    また、最後、明日香の部屋へ訪ねて来た人がいましたが、警察に追われて結局お礼も聞かないまま逃走。
    明日香自身は、人を救いたいなんて気持ちはこれっぽちもなく(むしろ相手を見下したまま口先だけ励ましている)のに、結果救われた人もいるあたり、ある意味、一切の見返りを求めない本当の善行なのかもしれません。

    悪行にしろ善行にしろ、自分の行動の結果のフィードバックなんてどうでもよく、好き勝手気儘にそのときしたいようにやる、そんな感じなのでしょうか。

    彼女はやっぱりスーパーオンリーワン。

    最後の逃走シーンでまた姉を回想しているところに少し泣けました。
    明日香編が最終回なのが淋しいです。
    また続編で明日香の人生に密着した話が出てきてくれたらいいなーと思っています。

    • 115
  2. 評価:5.000 5.0

    9〜10話。明日香はやっぱり明日香。

    明日香が再登場。


    ネタバレ感想ご注意ください。


    サヤが悪い奴だと書いてごめんなさい。と言いたくなりました。


    サヤはご存知の通り、全てを失い、

    同じく下に落ちた明日香に会いに行ったのですが、


    明日香、スピリチュアルのリーダー格になってました。

    サヤが凄くまともに見えます。


    明日香、本質は何も変わってません。

    今度は明らかに人を巻き込んでいるので、1話のサヤより数段悪質。

    洗脳がテーマの作品は私はぶった斬って来ましたが、

    ついにこのシリーズも、そっち系突入ですね。


    あの座談会、体験談発表、商材販売の流れが、狂気。

    身近にある狂気+明日香で、もうつかみは抜群。


    この狂気。ファミレスでよく見かけます。熱く語って、商材販売。

    よく早口でベラベラと話せるもんだ。


    人に熱く語られて、、私は9話は虫唾が走りましたが、

    一般人の感覚が、この作品では、ばっちり描かれてるところが、素晴らしい。

    サヤとスマホの男です。


    みんなこの感覚なんですよ。


    明日香は、何も変わってません。自己顕示欲の塊です。


    前作、明日香は落ちぶれました。が?

    今回で全部話が繋がってます。凄い。


    11話以降でスマホ男は、実態を暴くでしょう。儲けた金で明日香はシャンパン空けに行ったみたいですが、明日香はどう堕ちるのか。

    サヤが気になります。サヤはハマらないと予想します。サヤはイケメンの話聞きにフラフラしただけ。ハマりそうになったら徳井か88が助けに来る。

    88がまた金持ちになってたりして。

    詩織が入って来たら面白い。

    そして自分語りをして悦に入る明日香。


    人を導くなんておこがましい。


    明日香編、11話以降も楽しみにしてます。

    • 166
  3. 評価:5.000 5.0

    登場人物評

    ・サヤ
    ドン底まで落ちてしまった彼女だが、擁護できる要素がひとつもない。
    自己愛と承認欲求が強いだけなら良いが、平気で他人を裏切ったり見下したりしていたので全て自業自得でしょう。
    実家に戻って家族と和解するENDならまだ救いがあると思っていたけれど、港区への執着が強いのでそれもなさそう。
    ただ児玉さんは本当にサヤのことが好きなんだと思う。

    ・中山さん
    実は腹黒いという意見もあるが、詩織さんを追い詰めて社会的に抹さつすることも出来たのに、土下座で許してあげているのは優しいと思う。
    もっと重傷だった可能性もあるので怒って当然です。
    最初にサヤに「仲良くしてね」と声をかけていたのは中山さんなので、派遣だと思って見下さずに察していれば、misakiの女子会にも呼んでくれたかもしれない。
    基本的に中山さんからは一切他人への嫌がらせは行っていない。やはり良い人では?

    ・詩織さん
    サヤを陥れたり、中山さんを突き落とした黒幕だったが最後に天誅が下る。
    完全に営業部でのポジションも信頼も失ったので、電報堂内に居場所はなさそうです。

    ・徳井さん
    いやらしいおじさんが多い本作において数少ないイケメン。
    前作では嫌な感じのキャラだったが、最後はホラー化したサヤにひたすら恐怖するお笑い担当に。
    社内でいきなりキスしても、セクハラ扱いされないのは徳井さんだけ。
    中山さんもサヤに対して「素敵」、「結婚したら勝ち組」と言って評価していたので、嫌がってはいなかったと思う。

    ・詩織さんを裏切った同僚
    サヤの話題からさりげなく中山さんを階段から突き落とした話に持っていき、詩織さんの自白を誘導した策士。
    中山さんのことだから買収する相手を入念に選んでいたと思われるので、彼女はかなり優秀(?)

    ・部長
    性格の悪い人物ばかりの本作において数少ない良心。
    自分が頼んだ仕事で残業した(実際は押し付けて帰った)サヤに差し入れを持ってきてくれたり、階段突き落とし事件の犯人と疑われたときも庇おうとしてくれた。

    ・児玉さん
    無職っぽい描写だが、六本木のボロアパートは唯一残った資産だろうか?
    または知り合いのツテで住み込みの管理人をやってるとか?
    88の正体が彼だったのは誰も予想していなかったと思われる。

    ・明日香
    ラストに登場?小綺麗な雰囲気になっていたので、前作で落ちぶれてから復活した?

    • 176
  4. 評価:5.000 5.0

    面白いけどコワーい!

    0時になった瞬間に最新話を購入しました。
    まー、女の世界は怖いわ。
    てゆーか、『港区会』が怖い(笑)
    結局、腹黒い女の集まりやん(笑)
    もし現実ににこんな集まりがあって、私がそこのメンバーなら、他のメンバーの持ってるブランドより上のモノを持ちたい等の嫉妬とか、自分ももしかしたらサヤのように落とされるかもしれない、という危機感とストレスで耐えられなさそう(笑)
    てゆーか、一番腹黒いのは詩織さん(笑)
    サヤも自業自得やけど詩織さんも相当な悪女。
    しかも動機がしょーもなさすぎる(笑)
    徳井さんが好きなら正々堂々とぶつかったらいいのに。詩織さんくらいの人なら正攻法で攻めても勝ち目あったと思うけどなー。

    そしてmisakiはなんとなく予想してたけど、やっぱりあの人か…。
    どなたかも『見下してるのが嫌だった』と書いてらっしゃいましたが、私も同感でした。
    でも、自分の事を突き落としたのはサヤじゃないってわかってるのかなぁ…。
    続きの話でmisakiが『港区会』のメンバーのプライドを全部へし折ってくれたら更にスッキリするねんけどなー(笑)

    • 113
  5. 評価:4.000 4.0

    もう一度読むには勇気がいる。

    前作の方もそうでしたが、本人の自業自得なんだけど、なんだけど!
    ラストの転落っぷりがあまりにも酷すぎて…ザマァを楽しんで溜飲が下がる、というよりはひたすらに憐れ、可哀想、馬鹿すぎ、愚かすぎ…という、何というか、とにかくひどく悲しい気持ちになります。

    人間の醜い汚いどうしようもない性というか業というか、それは、きっと誰にでも大なり小なりあるはずのものなんだけど、こうもまざまざと見せつけられると精神衛生上よくないというか、目を逸らしたい。

    薄汚い妬み嫉み、安易なマウンティングと見下し、駄目とは思いつつも自慢したくなる心、見栄、虚栄。女性でなくとも誰しもが多少は経験あると思います。する側、される側どちらでも。
    ただ、普通はこうまでならないし、分別と自制が働く。
    サヤは己の振る舞いゆえに憐れな末路を辿った訳だけど、転落してなお、「見られる」ことにこだわっているのが本当に怖かったですね。懲りないというか、もう習い性なのかな。

    あと、中山さん。
    この作品らしく、最後にはいらやしい黒い顔を見せてくれましたね。
    クソ女の代表格、詩織への強烈なザマァは見ていてスカッとしましたが、結局この人もただのお嬢さんなんかではなくて、思うところちゃんとあって、やることはきっちりやったわけで。
    いや、それでこそ、なんだけど、ちょっとがっかりもしました。
    人間なんて、善人はいないんだなという意味で象徴的なキャラ付けだったと思います。

    そういえば、ラストのコマの「見ているよ」は、結局誰なんだろう???
    最後まで何も触れていなかったけど。
    やっぱり前作の主人公なのかな?
    そこだけ気になりますね。

    • 126
  6. 評価:4.000 4.0

    「生まれ直し」はあるのか

    主人公のサヤが、本当にどうしようもない!!(笑)

    努力して結果を出しても「そんなものはどうでもいいから目立つな」と母親に言われたサヤには同情します。
    だからといって、他人を見下したり陥れたり、踏み台にしていい理由にはなりません。
    前作の主人公アスカにやった事がそのまんま自分に返って来ましたね。

    misakiの正体は派遣の中山さん。
    彼女が言う「生まれ直さなきゃ無理よ」というセリフは家柄の事ではなく、「自分は決して特別な存在ではない」という謙虚さを持てという事ではないでしょうか。
    中山さんは生粋のお嬢様ですが、セレブな生活は親に与えられたもので、自分で築き上げたものではない。
    その事をわかっているからこそ、親のコネが使えない派遣社員を選んだのではないでしょうか。
    (契約期間が来たら後腐れなく辞められるというのもあると思いますが笑)

    サヤは「私はもっと評価されるべき特別な人間」というエゴで何もかも無くしました。
    そのエゴを捨て、もう一度やり直しが図れるのか。
    今後が楽しみです。

    多分無理でしょうが(笑)

    • 184
  7. 評価:4.000 4.0

    表情が意味深な感じなところが気になる

    私が思ったのは、詩織さん目線ではサヤを最初から生贄に確定してて、中山さんは途中から入った派遣なので人物が掴めなくて様子見。その後、仕事ができるので妬みから突き飛ばしたのかな?中山さん上司から褒められてたし、女ボスの詩織さんからしたら沸々と嫉妬がきたのかな?と、思ってます。そういえばサヤが残業してた時に励ましてたけど、サヤがsnsにアップすると読んでの行動だとしたらある意味怖いかも。もし詩織さんが中山さんを突き飛ばした犯人なら尚更…。自分から目を背けられるしね。

    中山さんから見ると、まず、サヤは正社員っていっても大したことないというか何だろうこの人?くらいにしか感じてなさそう。詩織さんに対しては同性の先輩だし、むしろ凄く気をつかう相手と思いながら仕事をこなして、結果を出し始めた時に突き飛ばされてしまったのかな。

    二人がサヤのお見舞いに向かった時は、詩織さんは中山さんに突き飛ばした犯人はサヤと思わせる為。中山さんはサヤを見てスプレー缶手にしてるし低次元でバカバカしくて「自作自演」と言ったのかな。帰り際、詩織さんに口では私には関係ない事と言いながらもお見通しとも取れる顔をしてるようにも見えました。実は水面下で詩織さんと中山さんの二人は仕事上でのライバルで拗れてたとか?

    私の深読みし過ぎかもしれませんが、二日目ということもわかってるのって体の関係があるような間柄か、そういう会話をしたことがある同性だと思ったのでサヤへのストーカー?は詩織さんだと思います。で、誰からも相手にされないのを待ってる(それを庇う又は中立な立場を演じる先輩にもとれます)

    5話ですが、私には転落街道まっしぐらの主人公のサヤが蚊帳の外に見えました。

    ミサキは中山さんっぽくも思えるけど、大穴で前作の主人公アスカだったら凄いなぁ。確か前作の最後に、誰からも相手にされなくてもsnsの中ではキラキラ女子で居続けてるような事が書いてあったし、もう一つアカウント作ってなりきって酔いしれてるのにサヤが気付かずにいてたりして。

    レビューというか想像が多くなってすいませんでした。

    • 103
  8. 評価:4.000 4.0

    SNSの闇

    を上手く表している作品だと思います‥
    写真って元々は旅行の時の記念とかイベントとか、何かしら記録に残したいなっていう「自分の為」のものだったはずなのに、今は「人に見てもらう為」の写真を撮る人、多いですよね。。。
    お料理もそうです。美味しく食べることよりも、綺麗に見栄えよく「インスタ映え」することを重視しすぎて、一番美味しい出来立てが食べられないとか、女子会にはザラにあります。
    お料理が運ばれて熱々ホカホカだったのに「インスタに載せるから」と配置とか写真加工にこだわって、「食べていいよー」と言われたのが冷めきった10分後とかね。

    インスタグラマーとか見栄えの良さとか外ヅラばかり気にして本質を見失っている人に見てほしい作品だと思います。

    • 332
  9. 評価:5.000 5.0

    待ってました

    ゴミ屋敷とトイプードルと私の続編が出るとは思わなかった。

    今回は、明日香の後輩・サヤ編ですか。
    この馬鹿女、散々、明日香を馬鹿にしておきながら、自分はそれ以上の事を
    しているじゃん。
    港区のマンションに住みたいなら、仕事が欲しいならとオッさん相手にホイホイ、股を開いてさ。
    「私は、あの女と違って若いし~」なんて思っているんだろうけど、甘い甘い。
    このままで済むわけがない。
    似た者同士の徳井の奥様に黙って収まっておけばよいのに。
    勘違いにもほどがあるわ。
    早く続きが読みたいです。

    • 97
  10. 評価:4.000 4.0

    金持ち喧嘩せず、の見本だね。

    父親の意向に従って真面目に修行して働いてたのに、ウソつかれて残業押し付けられるわ、生意気だの訳わからん理由で階段突き転ばされるわ、派遣ってだけで意味もなく見下されるわ。
    それで黙ってるお嬢様なんかいるか?お嬢様じゃなくともキレるだろうよ。
    つまりは、社会的立場と見た目の地味さで判断したバカどもが制裁受けただけの話でしょ。
    徳井だってそう。明日香をコケにして笑ってた(前作のサヤ談)んだからコイツも自業自得だよ。
    この先の人生、女性不信になりそうだなw
    美咲さん自体は真面目に仕事していただけで、受けた被害を加害者へきっちり法的に対処する事を通告した訳であって、ゴメンナサイで許してくれるのなら詩織にとっちゃ御の字だったろ。
    この後は端折られてるけど、弁護士通じて念書は交わしただろうし社に残れても左遷は間違いない。
    まあ、金持ち喧嘩せず、というか、喧嘩にならないんだよね(;´∀`)

    • 93
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