2.0
ラストが…
対照的な2人の成長記です。ドロドロありの本当に面白くて夢中になって読みました!…が、最後がコレ?って感じです。
盛り上がっていたのに興ざめでした。庇ったお母さんも救われないし、萌ちゃんだって子供を残して逝ってシオが育てるって…自分が母親だからかもしれませんが、萌に救いがなさすぎるのと、事故の脳出血で出産なら帝王切開だろと言う突っ込みと…それまですごく好きだった分、がっかりしました。
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対照的な2人の成長記です。ドロドロありの本当に面白くて夢中になって読みました!…が、最後がコレ?って感じです。
盛り上がっていたのに興ざめでした。庇ったお母さんも救われないし、萌ちゃんだって子供を残して逝ってシオが育てるって…自分が母親だからかもしれませんが、萌に救いがなさすぎるのと、事故の脳出血で出産なら帝王切開だろと言う突っ込みと…それまですごく好きだった分、がっかりしました。
大好きな作品で、ひっそり映画化もされています。
萌ちゃんは、満島ひかり!
神野さんは、及川ミッチーです(笑)
とにかく、主人公の生きる姿勢に憧れます。
深い珠玉の言葉がつまっており、舞台は日本だけではありません。
ちなみに、銀座のママが一番お気に入りです。
読みかけた方は、絶対最後まで読むことをおすすめします。
なんなら、勉強になるかもです。
身近に音大声楽科出身が2人、音大出身じゃないけどボーカリストが1人、楽器会社勤務が1名、要するに音楽に囲まれているので、私自身は全く音楽に携わってなくても、そういうことさもありなん、と言う感じで大変興味深く読ませてもらってます。音楽やら絵やらいわゆる芸術系の人って、独特の感性、独特の思考回路、独特の感情の表現を実際、します。お嬢様時代の主人公は確かにお嬢様気質だけど、そういう意味ではとてもまともな人に思えます。もっともっと周りに気遣いなどできなくて我が道をいく、人に迷惑かけてでも自分の信じる方に突き進む系が多いですよ。一番ぶっ飛んでるのは、神野さんのように思えますねー。課金しても最後まで読みますよ、これは。紆余曲折ありながらも成長しながら成功していく物語だろうと思って予測しながら読んでます!
みんなはそれぞれの人物に共感できるのかな?
私は萌が最初のコンクールで史緒を陥れた時から嫌いすぎてダメ
美貌も財力も親の愛情も史緒が持っているからって羨やんで嫉妬してひねくれた根性でちょっとマシになったかと思えば好きな男が史緒さんと結婚するからって首絞めて◯人未遂じゃ同情もできないわ
今途中だけど萌が成功しようが落ちぶれようがどうでもよいわ
人の婚約者に付きまとって寝るとかも寒気する
一度最終話まで一気に読んだのですが、今度は毎日無料をゆっくり読み進めてます。人生をどう生きるかってテーマの教訓がママによって語られ、ゆっくり読むと実に良いこと言ってて沁みますね。このママは作家さんの代弁者です。
萌がいつまでも暗闇から抜け出せないのは、ただ彼女に運が無いわけではなくて、自ら暗闇を引き寄せてるっていうか。常に他人と比べて生きてるからね。
でも、そんな萌が暗闇から抜け出せるキッカケになったであろう、シオからの「あなたと歌えたことは私の誇り」と言うことば。この言葉を貰えて萌は自分の劣等感から逃れ、自己肯定が出来るようになっていっただろうに、時すでに遅し。非情だね。人生はやり直しがきかない。
萌に比べてシオは恵まれ過ぎで、この対比は漫画ならではだけど、シオが運を引き寄せてるのではなく、運がシオに引き寄せられてるって方が的を得てる。謙虚で素直だから運が寄って来るんだけど、そんな人間は実際にはいないから、やっぱ漫画だよねーと感じて、ママが語る人生訓がせっかく重みを出してるのに勿体ない。
終盤になってからちょっと急ぎすぎで、蘭ちゃんより隆を好きになったエピソードが説明不十分で、なんとなく消化不良になってしまったのもちょっと残念かな。
いつ読んでも新たな発見がある、大好きな一条ゆかり御大の作品。
おそらく連載を追いかけて読んだ最後の作品かも。
恋愛だけじゃなく、ゆかり御大の作品は大河ドラマのような重厚さです。
歳を重ねて読み直すと、視点が変わった自分にも気づくし、私の中で史緒さんは強く、賢い女性のモデルです。
お金持ちお嬢様の史織が父親の会社の倒産で一転苦労人になるが、それまでの育ちの良さは隠しきれないところで、品とプライドがあるからこその運と努力で声楽の世界で活躍する。
一方萌は、下品な母親に育てられるが故のねじ曲がった性根から様々な試練にぶつかりながらも根性である程度までは人生を切り開いてきた。
こんな二人の人生が所々絡み合っていく様を見事に表現している作品は、さすが一条先生です!画力も迫力あって、気付いたら一気読みしてしまいました。
史織と神野氏との心の距離の詰め方なんて、神業です!
一条先生の作品は「有閑倶楽部」から読んでました。まだ序盤ですが、現実の厳しさ、人の愚かさ、弱さ、そして強さ。そんなものを突きつけられているような気がします。他の方のレビューで結末がわかってしまいましたが、理不尽で納得出来ないこと。でもそれも人間らしいのかなと。
ガチガチのプライドの塊の女と、プライドなんか持っていかれない女。
そんな二人が歌という世界で切磋琢磨する物語。
そこに恋愛感情を揺さぶる二人の男。
言ってみればそれだけのお話ですが、どんどん引き込まれて一気読みしていました。
女二人の設定が極端過ぎだろうとは思うけど、対比の為にはこのくらいのの方がいいのかもしれません。
面白くて、最後まで読んでしまいました。
オペラ好きなので余計にはまりました。
音楽についても丁寧にかいてあるなと思いました。
神野さんと萌さんが関係を持ってしまったのが、とてもとても後味悪く感じました。最後ハッピーエンドの美談に仕上げてあるけど、感情移入しすぎなのか、史緒さんびいきになりすぎたのか、「そんなに簡単に水に流されて、納得いかねぇ!」ってなりました(笑)惚れてるなら一途なら、貞操は守れよな!と思ったりしましたが、読んでて憤りが出てくるのは、しっかりキャラクターが一人一人描かれてる証拠かなとも思いました。