3.0
サブタイトルが…
復讐モノは、復讐する側を応援できないと読んでいてつまらないが、その点は、十分。
読者として「やったれ」というモードに入って、ノレた。
復讐をエンターテイメントとするならば、復讐される側がこのくらい腐っているほうが気楽でよい。
ただ、復讐の「方法」が、する側に明らかな傷を残す種類のものなので、今後(現在8話)、そのあたりとどう向き合っていくのかが、見所のひとつである。
もっとも、全ての復讐は、本来、そうだろう。
される側だけではなく、する側の人生にも、何らかの醜い傷を残してしまうものだろう。
違うのは、傷の形や色だけで、その深さは、どんな復讐においても浅いものではない気がする。
しかしまあ、些細なことかもしれないが、サブタイトルはどうにも気になった。
「復讐は罪の味」って、そりゃそうだろ。
「目玉焼きは卵の味」って言ってるようなもんだと思うのだが、もうちょっと何とかならなかったのか。
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