5.0
自ら檻に飛び込んだ蟷螂のあどけない笑顔
その表情に、どんな形であれ育郎が自分の気持ちを認め、自分が幸せでいられる場所を見つけられて良かったと思えました。
蟷螂=當間育郎。檻=典彦。
重く暗く深く緻密で複雑なストーリーをよくぞ5巻で綺麗にまとめてくださったなと大喝采!
いやぁ〜有無を言わずとにかく読んで欲しい!
好きか嫌いかは置いといて、犬神家の一族を見た時みたいなざわざわ感?余韻がすごい。なんていうか、これは芸術です!
手や目の動きも妖しく美しくて芸術的です!
それから思わず女キャラ(さちこ)に助けを求めてしまうBL、No.1!
でりこ先生は面白くも恐ろしくも可愛くも美しくも「狂」「歪」を表現するのが上手な先生だとつくづく思いました。
燃え盛る家屋から全裸で扉破って出てきて人刺して雪の中をそのまま去っていく超ホラーだけどぶっとびすぎてて逆に笑えてしまうサイコパス攻めなんてもう絶対会えないでしょ…はぁ…典彦ロス…。
是非「わたしの坊ちゃんが可愛すぎる」も合わせて読んで安心してください。ちゃんと典ぴっぴが坊ちゃんのことをデレンデレンに愛していたことがわかるので。
今後は蟷螂の檻がドラマだったていの役者達が繰り広げるスピンオフも楽しみにしています♡
- 8