みんなのレビューと感想「ばらかもん」（ネタバレ非表示）

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下五島出身です！もう結婚して島から出てますが、帰省のたびに島の良さを再確認。冒頭に出てくるまんま、福江つばき空港に早速ウケ（こじんまりした空港。自動ドアにつばきステッカーが貼ってあるとこまで、そのまんま）富江の雰囲気、ほっとする五島弁。服で泳ぐとか墓場で爆竹とかの独特で懐かしい島の風習。コミックも持ってます。癒やされたい時に手にとってます。

ホンマの田舎の集落感たっぷり

引っ越しのトラックを見かけた村人が勝手に集まってきて、引っ越しを手伝ってくれたり、よその子が勝手に毎日遊びに来たりとか、そんな村で人間になっていくエリート書道家の話。自分もちびっ子時代によその名前も認識してない爺ちゃんちとか、おばちゃんちとか行ってたのを思い出したけど、名前も肩書きも関係無い近所付き合いが存在するストーリーで、所々の面白エピソードや、女々しさや情けなさ満載の笑える親近感持てる作品。

大人にこそお勧めしたい!

ハートフルコメディというジャンルで括るには足りないほど面白く、読み応えのある作品。
主人公を始め登場人物一人一人が個性的で、物語り自体は日常の何気ない出来事を描いているだけなのに、笑いと涙と葛藤、親と子、人と人の関わりや成長を全編余すところなく描き切っています。
島民と接していくうちに徐々に考え成長していく先生、また先生に感化されていく島民たち。愛おしいくなるシーンばかりです。
先生となるの微笑ましくも未来を期待してしまう関係も見どころ。

おっもしろい

過去にアニメを観たのと、ドラマが放送されているので大もとの漫画に興味が湧き、毎日無料分をコツコツ読んでいます。
仕方ないことだけどドラマだといろんなエピソードを組み合わせてギュッとしてるし、漫画なら電波に乗せられないエピソードもあるしで、ますます作品に引き込まれました！
でも登場人物とキャストがよく揃ったなっていうくらいマッチしていて、漫画内で動きや表情が予想できるからアニメ→ドラマ→漫画で3度美味しいです。笑
そしてどの形態で見ても言えるのは、先生は努力の天才。あとなるかわいい。

懐かしい

父の地元が長崎県五島列島の福江です。小さかった頃に何度か連れて行ってもらいました。福岡まで向かい日に数本しかないジャンボジェットに乗り、人気のない空港に叔父が迎えに来てくれてました。
夕飯前には前の海で網でなまこ取ったり、何もない田舎道で知らない近所の子と遊んだりいろんな人と集まって新鮮な海の幸と宴会でした。
久しく帰ってませんが、なんとなく帰りたい気になりましたね。ほっこり。

笑えて癒される

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毎回毎回、楽しくて笑えるお話ばかりなのに、そこに島の暮らしの素晴らしさや人々の温かさがちゃんと描かれてる。
だから、素直じゃなかった主人公が島の子どもたちや個性溢れる住民たちと交流し、自分の書道を見つめ、やりたいことを見いだしていくなかでどんどん変わっていく姿に共感できます。
わたしも場所は違えど東京から地方に移住してきたので、共感できることもたくさんあった！
そしてなるちゃんが可愛すぎる！
作者の他の作品も読んでみたいです。

島とキャラへの愛が伝わってきます

身近に五島・福江島出身の人がいて、それがきっかけで読んでみて、どハマりして、全話購入しました。私は東京出身で五島のことはよく知らなかったのですが、島の自然、漁船、分校などとっても丁寧に描き込まれていて、どんどん惹き込まれました！ヨシノサツキ先生の島への想いが伝わります。絵もとってもきれいで大好きです。ストーリーもグッときたりジーンとしたり。半田先生の気持ちの変化に、共感しまくりです。半田先生の周りのキャラも一人ひとり丁寧に設定されていて、読めばみーんな愛しく思えてきます。

楽しい

ある事件をきっかけに書道家の半田君は島で暮らすことになった。
個性あふれる島の人々との暮らしの中で半田君は何を感じて見つけていくのか？

もう1人のメイン人物、のびのび育っている子どものなるちゃん。

読んでいると、こんな所で子育てしたいなと思います。のびのびと元気になるちゃんみたいな子に育ってほしいと思います。

コメディで笑える中にきらめくステキな言葉がちりばめられてます。
元気になる話です！

みんなばらかもん！

基本的にはほのぼの日常系コメディですが、そこに温かいヒューマンドラマ（と言うと言いすぎ？）が流れています。
島の人たちはみんな大らかで、そして主人公も含め、みんなどこか変(笑)
なるがとにかく元気で可愛い！

でも人生の大事なことに気付かせてくれたり、思い出させてくれる言葉がたくさん散りばめられていて、読むと何だか元気になります。

スピンオフの『はんだくん』も面白いですが、あちらはほぼギャグで構成されているので、何も考えずに読みたいとき向けです。あと、若いころの半田清が知れて興味深い。

でもこっちの方が五島の自然や島の人たち独特の暮らしぶりが分かるので、新鮮味があります。
人生を楽しく生きるヒントが得られるので「ああ、いいものを読んだな」としみじみ思え、読後感もこちらの方がいいですね。

私は九州出身なので方言も懐かしい感じがしますし、読んだ後は五島出身の友達を思い出し、いつか遊びに行かねば！と言う気持ちになります。

まだ読んでいない人には是非お勧めしたい作品の一つです。

分野はなんだ？

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謙虚や、その場でのやり過ごし方なんかを知らない
こまったさんな主人公(主人公だよね？？)と、天真爛漫
子どもたちや村の人とのほのぼのしつつ成長の物語。
恋に発展はするのか！？と思ったのに、ほんとに最後まで
ほのぼの。でもとってもおもしろい。
これのジャンルが何かわからなくなるけれど(笑)
面白さの中に子どもたちの悩みやらがあって、
続きを自然に読みたくなる本でした。