【ネタバレあり】通勤電車の発情パフュームのレビューと感想

色々な出会い

どんなところにも出会いがあるのかもしれないと思いました。
自分なら初めに匂いをとこられたら、どんなイケメンでも拒絶反応が出るだろうけれど、これは主人公の人柄だなぁと。
他者を受け入れ許せ、愛せる人間にならねば。

『十二支～』がすごく好きだったので作者さん買いしてみました。
４つのお話です。短編だけど満足。

表題作の１つ目。
誠吾くんが匂いに過敏でそれを小鹿さんが気遣って…と思いきや、誠吾くんが小鹿さんを好きだったっていう。大型犬みたいな誠吾くんに懐かれて振り回される飼い主の小鹿さんって感じで微笑ましいです。

２つ目。
響木くんが可愛い！小柄で線が細くて守ってあげたくなる感じ。音鉄だけど車谷の声に惹かれて出勤日に合わせて通っちゃってたとこも可愛い。何となく気付いてるのかナイスアシストしてくれた車谷の先輩もまたいい。

３つ目。
偶然を装ってBッチな振りして宮越に声かけた稲森が可愛い。稲森が好きだからこそ手を出せずに他の人に処理してもらってたのはどうかと思うけど、稲森に見られて以来誰ともしてなかったなら宮越も一途なのかな。１話と短いけどまとまってると思います。

４つ目。
野々くんが純粋で素朴ですごくいいコ。知里も遅刻のペナルティとかスレてるのかと思いきや、おばあちゃん想いだし素直でいいコ。先生の関わり方もなんかいいし、３人の関係性がすごく好きです。

短編集

前編後編の話が、4つのストーリーが入ってます。
最初は通勤電車パフューム。で匂いで発情しちゃう年下がいきなり電車で『匂い嗅がせて』(笑)年上小鹿が、いきなり下の名前「誠吾くん」呼びは「え！？」となりました。
まあ、エロは沢山あるのでいいのかな？
二つ目は駅員と撮り鉄(voice撮)。
三つ目は元同級生で、映画好きな攻めと攻めに好かれたいがためにビ〇チ演じる受
。
4つ目は、おばあちゃん子で遅刻のペナルティ受けた攻めと元園芸部の受。
どれも展開がちょっと早いかな？？
直ぐに惹かれて直ぐに手を出しちゃう感じです(笑)
好き嫌いは別れちゃうかも！！？

エロ半分話半分

深い内容無しでお話の半分はエロ。エグくないエロなので、半分でも適度にある感じです。両思い前提なのでほのぼの読めますが、やってることはほぼ全話犯罪ですね。
そういうことは置いといて、軽ーく読むべき。
絵も可愛いし、さらんと読める短編集。其々のお話でフツーに一本お話できそうなテーマでした。

展開早め

電車の中からオフィス、家へと変わりエッチの展開が結構早くスムーズに進んでいた。かなり激しめなイラストになっている。

通勤電車で体調を崩したのを助けたはずが、実は自分のことを好きで、ある勘違いで、ショックを受けて体調崩した、後輩。あとあと、それはわかるんだけど、一途さに結果絆されて、好きになっちゃったかんじ。ウケから出る、元々の匂いフェチ。変態具合がよいです。

絵がとてもタイプです！
匂いフェチの話しといい
声フェチの話しといいエロくて
すっごく可愛くて良いです

一言で言うと可愛い。
匂いがベビーパウダーのくだりで、ベビーパウダーをそのまま渡す受けさん可愛いよおおお

好きな香り

通勤電車の中で始まる恋。好きな人の香りはまさかのベビーパ○ダー、、年下ワンコキャラせいごくんの片想いから始まってますが、いきなりセクハラしてるし…とにかく、せいごくんの、小鹿さん好きが半端ない。押せ押せな展開で、ちょっと、小鹿さんが可哀想な気がするけど…満員電車で、小鹿さんが押されないように庇っていたり、押せ押せな、せいごくんにも紳士的なところが少しはあったのかと思うとキュンとします。。。けどやっぱり、可哀想なので小鹿さんの体も労ってあげてほしいです

可愛らしい

普通に可愛らしいBL。関係性も、話の流れも優しく、キャラクターも可愛らしい。ハードなエッチ、ハードな関係性、シリアスな展開のBLが好きな私としては物足りなさを感じますが、決して悪い話ではないです。最初から最後まで、暖かいほっこりとした気持ちになるお話です。荒んでいるときに読みたい話です。和めること請け合いです。