【ネタバレあり】[小説]王室審問官は若奥様を淫らに翻弄するのレビューと感想

絵だけが…

事件に巻き込まれて記憶喪失やら、王様の側室ズの花園やら、ＴＬ好きにはたまらないキーワードがちりばめられています。

そういうシーンは所々ありますが、お話に関わるような所は少しだけ、基本的には平和的な状況、普通の夫婦…ラブラブカップルのそれです。サスペンスというほどの陰謀はなくて、バックグラウンドで謎解きしてて最後に実はこうだったーみたいな流れなので、深いストーリーではないです。読者は伏線みて、あぁそうよね、くらいにしかならないかと。

ヒーローは、Sっ気がダダ漏れかと思えば、そんなことないですし、むしろ周囲に隠しきれないレベルで奥さんラブ。もっと二人きりの時だけデレるくらいのツンが良かったかな、と少し。個人の趣味ですが。

挿絵に違和感。というのも、だんだんヒロインが幼くなっていくんですよね。最初の方は、10代後半くらいなんですが、だんだん『…10才の子にしか見えない』って感じなんです。1度そう見えてしまうと、ヒーローがロ○コンに見えてきてしまって…。体格差を描きたいのは分かるんですが、大人と子供になってしまっています。描写はそこまで過激ではないです。そこで-☆かな。

挿絵が・・・（涙

お話、面白かったです。

でも他の方のレビューにもありましたが、
挿絵の出来が、酷くて酷くて。
（絵が雑だとか、主人公が子供みたいだとか、ヒーローがイメージじゃないとか。）
言い過ぎだろうと思っていた自分を詰りたい気分です。
とても同じイラスト担当者が描いた物とは思えない出来です。
表紙のイメージのクオリティを期待していたので、ガッカリ感が拭えませんでした。
こんなに酷い事を分かっていたら、買ったかどうか分かりません。
挿絵を書き直した作品に交換して欲しいくらいです。
そんな訳で、☆４のところが☆３になりました。

好感度高いお姫様

オスカーの手練手管に翻弄される姫がまた可愛い。
ストーリーも程よく凝っていて飽きません。

忍者屋敷か！とつっこみを入れたくなるようなからくりや、王室審問官の由来にやや失笑ですが、オスカーの甘さと体力に脱帽です

陰ながら、想いをよせてるヒーローに好感を持てました。主な登場人物が皆、闇を抱えてて、徐々に闇に光が当たっていく感じのストーリーでした。

恋愛の中にもサスペンスもあり、楽しめた作品です。
素直になれない主人公が少しずつヒーローに心開く部分もよかったです。

おもしろかったです。嫌みなくがんばり屋のヒロイン、冷静だけど一途なヒーローが魅力的でした。ヒロインの記憶が戻るまで、ヒーローの切ない感じもありますが、最後は記憶も戻ってハッピーエンド！