5.0
うせものは…
必ず見つかる。
大切なものは品物じゃないから。
穂積先生の作品はいつも優しいけど、厳しい優しさなんだよな。
この話もちゃんと最後まで読むと温かいけどほろ苦くって、強くなりたいと思う。
大切なものをなくしたくないから。
優しい思い出を忘れたくないから。
積み重ねた時間は嬉しかったものも、苦しかったものもやっぱり全部覚えていたいと思うから
うせもの宿を出ていくときは、笑顔じゃないと駄目なんですね
- 10
必ず見つかる。
大切なものは品物じゃないから。
穂積先生の作品はいつも優しいけど、厳しい優しさなんだよな。
この話もちゃんと最後まで読むと温かいけどほろ苦くって、強くなりたいと思う。
大切なものをなくしたくないから。
優しい思い出を忘れたくないから。
積み重ねた時間は嬉しかったものも、苦しかったものもやっぱり全部覚えていたいと思うから
うせもの宿を出ていくときは、笑顔じゃないと駄目なんですね
穂積先生の作品は好きで必ず読んでます。
読み進めていくうちに、Sadエンドなんだろうなぁと思ってたら予想どおり…
だけど、読み進めていきたくなるんです。奥が深いし、結末が気になって。1話ずつの話がとにかく切ないです。大切なものを見つけるつらさや重みが、切なさをさらに増幅します。
また、番頭さんの存在感、彼がいないと話に締まりがなかったろうなと。主人公、マツウラ、番頭さんの絡みと、個々の存在感、それぞれがうまくハマってる作品だし、課金して無駄のないものだと思います。涙と切なさは絶対ですが…
とても切ないお話でした。
1巻はファンタジーを読む感覚で
ふわりと読み進めていましたが、
2巻で言い知れぬ恐怖感を感じて
一度手を止めてしまいました。
しかししばらく経ってから
ふと読み返したくなり、
3巻まで一気読み。
最後、ほんの一時とはいえ、
抱きしめられた瞬間、
こちらまで涙がでる思いで…
切なかったです。
番頭さんが一番なぞ。
冥府の長とかなのでしょうか…
和風な屋敷やお着物、
笑顔や泣き顔、
すべての絵が綺麗でした。
この作品は映画やドラマにしても
良いんじゃないかと思える位に、
自分の中では良い作品だと思って
います。主人公の女将さんこと、小さな女の子とうせもの宿と
呼ばれる宿にお客を連れてくる
男との関係が、この話の肝です。
この宿に来る客は死んでいる者
なのです。そしてお客の全員が、
探しモノをしているのです。
それが、この宿で見付けられる
のだと……宿で働いてる全員が
主人公の事を女将さんと呼び、
働いている者達もまた、探しモノ
をしながら生活しているのです。
そして幾つもの探しモノを見付け
る手伝いをしていく内に、主人公
と案内役の男との関係性も解って
きます。最後は凄く切ない終わり方ですが、本当にうせもの宿の様な宿が有れば良いのに……と思ってしまいました。読んでみる価値は有ると思います。
死者が現世への未練、即ち探し物を見つけて彼岸へと旅だっていく為のお助け宿の女将の悲しい話でした。私は始まりの二話までの展開かま好きす。訪れる客が死者であると言葉には出てこないが、そこはかとなく漂う客の空虚さや悲しさがひしひしと伝わってきた。それと悟らせるうまさがありました。それに座敷童のような女将の客を突き放しているようで実は手助けして送り出す、というキャラに良さがありました。しかし、途中から話の雰囲気がガラリと変わったり、女将のポジが番頭さんに交代してしまったり、マツウラとの関係から仕方ないと思うけれど残念でした。
無料の試し読みで出てきて、気になって読んでみたら一気にこの漫画の世界観・画風に引き込まれました。
まだ1話しか読んでませんが、
女将が子供···なのに、しとやかで美しいと思いました。
繊細かつ儚げな絵もさることながら、ストーリーが切ないなとも。
実際こういった、仕事や趣味を行う時間がズレているせいで、その関係に軋轢が生まれてすれ違い合って···修復の仕方すら分からなくなる程の事ってあると思います。
この物語のように、現実で大切な“何か”を探し見つけたとしても···
それは総て事後の事。
「後悔先に立たず」···の諺があるように、
たとえどんなに些細なことでも放置せずにその瞬間に向き合い話さなければなと···
苦しくなるほど痛感しました。
ポイントが貯まったら一気読みします!
だって···女将が可愛いんだもの
頭の悪い自分なんかがこの名作をあれこれ言ってこの名作の品質を落としたく無いのであえて書きませんが、ずっと最終話まで泣きながら読ませて頂きました。
最後は切なすぎて2人が一緒になれない事が寂しくてでもお互いがお互いの事を思っての結論だと思います。
穂積先生、悲しくなるくらい、切なくて、優しくて、暖かくて、美しい物語をありがとうございました。
うせもの宿を自分の宝物にします。
後悔なく終わりにしたいと誰もが思って生きているけども、なかなかそうはならないのが人生なのかなと思う今日この頃。
私のうせものはなんだろうかと考えてしまった。
訪れる人達が"うせもの"を見つけていく中で、記憶と共に自らの"うせもの"を隠した。愛する人に自分を殺させてしまった罪を独り背負い、どれほど苦しかったんだろうと涙が溢れました。最期に共に逝くのではなく、愛する人の手を振りほどき、独り歩いていく姿は哀しく、強さを感じました。
はじめは、うせもの宿がどんな処なのかというところで一人一人の失った大事なモノ探しが始まるショートストーリにもみえました。
でも、ラストは駆け抜けるかのように女将さんとマツウラの最後に感動。
マツウラの想い続ける気持ちは女将さんが生きてたときに彼に与えた愛情。
最後は絶対に切なくなります。