5.0
「面白い」以外の感想が思いつかない
スパイの主人公、殺し屋を隠して奥さんを演じている仮嫁、超能力者である孤児の娘。
こんなバラバラで何の共通点もないはずの人間たちが、いろいろなエピソードを通して少しずつ、本当に少しずつなんだけど、不思議と「ファミリー」になっていくお話です。
しかも、主人公は嫁が殺し屋であることや引き取った娘が超能力者であることを知らない(笑)
嫁も、主人公が凄腕のスパイであることや、実は娘が主人公と血の繋がりなんて一切ないことも、娘が超能力者であることも、知らない(笑)
全てを知っているのは人の心を読むことができる娘だけ。でも、娘は娘で、今の暮らしが大切だから知らないフリをしてすっとぼけて生きてる。
もう、設定からしてぶっ飛び過ぎ。
でも不思議と違和感なくすらすら読めちゃう。
絵は丁寧。少年誌とも青年誌ともとれるような感じだけど、ギャグあり、シリアスあり、わずかにキュンとするような描写ありと、
一つのお話なのに色々な感情が生まれるような感覚。
登場人物全員に、それぞれきちんとした「過去」があって、それが人間としての魅力を引き立たせているのかなぁ。
でも、嫌味ったらしくないシリアス。しつこくない過去の描写。説教臭くないそれぞれの「正義」。
なんか、「面白い」以外の感想が見当たらないのです。
あっという間にポイント使い果たして呆然としてたけれど...自分へのご褒美にポイント増額でちびちび買い足しながら読んでます。
明日も仕事頑張る。これがしばらくは私のご褒美。
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SPY×FAMILY