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作品レビュー
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11 - 20件目/全34件

  1. 評価:4.000 4.0

    タイトルからは想像できない原作の良さ!

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    配信中の13話まで読みましたが、このちょっとふざけたそのまんまのタイトルに良い意味で裏切られました。

    ファンタジーとミステリーの融合って感じでしょうか。キャラ作りの上手さ、わかりやすい伏線、テンポの良さ、絶妙な場面での種明かし、、。
    ストーリーがしっかりしているので、楽しみながらサクサク読む事ができました。

    以下はガッツリネタバレ要約と感想です。
    序盤は、主にヒロインの好感度爆上がりでした。

    魔法使いや祝福持ちが多い小国の王女ロイスリーネに、強国のジークハルト陛下からご指名縁談が持ち上がります。
    嫁いで早々、ジークハルトには元平民の愛人がいて毎晩通ってる噂を耳にするロイスリーネ。

    ”自分は魔法使えないし、小国で立場弱いし、政略結婚はしょうがないか。” まずは切り替えが速さ!

    次に、“私の事はお構いなくーミレイ様と応援してますよーお幸せにーふふふふ”
    と事前に話があると言うジークハルトを余裕の笑顔でシャットアウト!
    媚びない女は清々しいです。

    次に、離宮に移され、ジークハルトとの朝食と公務以外はお部屋軟禁状態に。
    ご立腹な姿も愛らしく、
    “どうせ別れるなら、お飾り王妃演じて恩うって良い条件引き出して国に帰ればいいか”
    と、ちょっと腹黒でポジティブで逞しい所も魅力的!

    更には、お部屋から隠し通路を発見。
    身代わりを作り街にくりだし変装してウェートレスになり自由を満喫し始めます。
    ロイスリーネの不撓不屈の精神にはスカッとするし、キャラ立ち抜群だと思いました。

    途中から13話にかけて流れがガラッと変わります。
    実は、世界中が戦争になるほどの重要機密にあたる能力をロイスリーネが持っている事。
    結婚式の日から命を狙われている事。
    ロイスリーネを守るために離宮に移し警備を強化している事。
    ロイスリーネが働く食堂で出会った軍人カインは姿を変えたジークハルトである事。

    他にも謎が沢山あり今後が楽しみです。
    ジークハルトの本当の気持ち、愛人ミレイやクロイツ派の存在、夜の神など。

    一番気になるのは、夜な夜なロイスリーネの寝室に訪れるうさぎのうーちゃん。
    おそらく、変装したジークハルトなのかな?と推察しますが。
    正直、旦那の愚痴を聞かせたりモフモフ可愛がっているウサギが、自分の旦那だったら、、非常に嫌ですけどね。笑

    見どころ満載、モヤモヤしないのでおすすめです!

    • 18
  2. 評価:5.000 5.0

    推し恋愛マンガ大賞に投票しました!

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    青春恋愛部門のノミネート作品だったのであらすじを飛ばして最新66話まで読みました。

    主人公が生まれつき聴覚障がいを持っているけど、物語は暗い雰囲気や淀んだ空気なく進んでいきます。今のところ、嫌われキャラも一切登場しません。
    ろう者との恋愛は、そんな綺麗事ばかりじゃないと好き嫌いがわかれるかもしれませんが、
    私はこの作品のやわらかい世界とピュアな主人公に心鷲掴みにされて、現実の疲れを忘れ優しい気持ちになれたので、その余韻が冷めやらぬうちに投票してきました。^_^

    良い点を挙げたらキリがないですが、まず第一話の掴みが抜群に良いです。
    ヒロイン雪と逸臣の出逢いは、衝撃的な事柄もなく絡みが少ないにも関わらず、ガツンと印象に残りました。
    逸臣の”こういう人初めて見た”という率直な反応、だけど、次降りる?降りない?とわかりやすく二択式で尋ねる彼なりの優しさも良かったし、雪の心の声の描写も多くないのにわかりやすく心地いいのでスッと心に響きました。

    雪と周りとの関係、それに対しての対応の描き方も素晴らしいので、尚更雪の魅力が随所で際立っていてどんどん惹かれていきました。

    自分の目指すことのために海外にしか目を向けていなかった逸臣の変化はまさに、
    ”男は女で変わる” この幸せなケース。
    どこで会っても雪を選ぶ。
    そんな風に言ってもらえる雪の愛され方は、女冥利に尽きるというか、世の女性たちの憧れのシチュエーションじゃないでしょうか。
    雪と逸臣の世界を見ていると、こんな恋愛したいなあって気持ちになります。

    それから、他の青春恋愛作品はよく季節のイベントごとに頼りがちなエピソードが多いですが、この作品の場合、手話合宿とかオリジナリティー感出ていてとても新鮮な感じがしました。

    あと、片想い組のみなさん達。
    雪の幼馴染の桜志くん、エマちゃん、心くんたちのエピソードも切なくなりました。
    特に桜志くんには、最終回までに何か幸せな道を見つけてあげて欲しいと作者さんに願わずにはいられないくらいです。
    正直、桜志くんの愛は本当に深くてヒーローでもおかしくないポジションだと個人的に思うので。。
    この先の展開がどうなっていくのかすごく楽しみです。
    絵で魅せて、心の声で魅せて、台詞で魅せて、指先で魅せて、、、。そんな作者さんのセンスが光る秀逸な作品だと思います!

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    ありきたり設定でも読者を掴むパターン

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    配信されている35話まで読みました。
    まさにタイトル通りの一見ありきたりな設定にも関わらず面白い理由の一つは、
    序盤の掴みの良さにあると思います。

    偽聖女の汚名を着せられて婚約破棄されるだけの可哀想なヒロインだけではあまりインパクトがないですが、とんでもない馬鹿二人を登場させた。その相乗効果で、主人公エルヴィラは読者を一気に味方につけるというパターン。

    そして、聖女エルヴィラの立場を奪った新聖女ナタリアが、まさに女が嫌う集大成であること。
    そのような女の敵を新しい婚約者に据えたアレキサンデル王も程度が知れるわけで。
    ここで完全に、読者にとって嫌われキャラになった二人。

    次に、エルヴィラの前でしたり顔の馬鹿な二人の前に登場するルードルフ皇太子が読者をスカッとさせます。
    ナタリアの誘いに対して、
    “名前で呼んでくれるな、以後話しかけるな!”とピシャッと一蹴。
    読者の嫌われ者二人に恥をかかせ、エルヴィラの窮地を救ったルードルフ皇太子は、ヒーローとしての株が爆上がりします。

    それらの序盤の掴みがわかりやすくて非常に良かったと思います。

    ストーリーが進むにつれ、エルヴィラを迎えたゾマー帝国は干バツが解消されたり、乙女の百合の花を咲かせた聖女に国民が祝福ムード一色になり、ルードルフ&エルヴィラ夫妻の関係も見所の一つですね。^_^

    その一方で、エルヴィラが国を去った直後から大災害続きで国民が苦しくなっていき、アレキサンデル王&ナタリアは乙女の百合の贋作で国民を欺くなどして、とことん堕ちていきます。

    ゾマー帝国の神殿で、エルヴィラが聖女認定された時の神官の言葉。
    “清らかがこの世を巡り、汚染された悪魔があの世を巡る”
    まるでこの二組のカップルを象徴するような表現に感じました。

    他にも魅力的なキャラが何人も登場しています。
    港町をしきっているユゼフは男気があって良いですね。
    最新話は、贋作を作らされた生き証人であるじいさんの救出の際、ユゼフに情報を流した謎の男レオンが登場!
    あの金髪ピアスバンダナ姿から推察するに、エルヴィラのお兄さんではないかと。。

    今後はユゼフ、レオン、エサイアス様あたりのサブキャラの活躍の場が増えていくのかなと期待しつつ、偽ナタリア断罪&王失脚へのカウントダウンも楽しみです。

    • 69
  4. 評価:4.000 4.0

    序盤☆2〜最新26話まで☆4に!

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    最初は、この作品の長〜いタイトルがB級以下の匂いプンプンで、流行りの悪徳令嬢に乗っかったありがちな転生ものだろうと期待しないで読み始めました。

    正直、配信中の1話〜13話まで1巻が☆2で途中脱落しそうでしたが、
    14話から26話まで2巻が、徐々に面白くなってきたので☆4にしました。

    まず、残念な点ですが、
    ヒロインの語り説明やセリフが非常に多すぎること。暴走キャラという設定を考慮しても多すぎる。
    終始、文字に偏りすぎている印象を受けたので、絵やエピソードで想像力が掻き立てられないところ、そのあたり序盤から疲れてきて何度か寝落ちしてしまいました。
    イチ読者目線ですが、この文字と絵の比率って、コミカライズ作品の勝負どころかなあと個人的に思うので、いくら絵が綺麗で原作が良かったとしても、バランスが悪いとちょっともったいなあと感じます。

    そんな理由から、序盤はヒロインにはなかなか感情移入できませんでしたが、
    逆に、相手役のウィリアム王太子のキャラ立ちがあったから、ストーリーに興味を持つことができたと思います。
    立場上、周りの大人たちと渡り合うために身につけたあの処世術、キラキラして腹黒いところ、ヒロインより一枚上手を行ってるところも良いです。

    この作品のもう一人の眼福イケメンである、ヒロインの”意地悪”な兄も良いです。
    まず最初の登場からすでに何かあると思わせるようなキャラ立ちをしていたし、ただの意地悪には思えなかった。
    キラキラ腹黒ウィリアム王太子とは反対のタイプかなと。実は二人ともヒロインを大切に想っているので、早くその想いに気づいて欲しいですね。

    でも、ヒロインのシナリオでは、聖女と王太子の邪魔をしない、処刑されないように穏便に婚約破棄、そしてこっそり町で商売して一人で生きていく。。
    まあいろいろと逞しいけど鈍感すぎて、今のところ、腹黒王太子と意地悪兄二人に翻弄されっぱなし。
    段々とモヤっとしてきたところで、
    ピシャッと兄の言葉、”頭を冷やし現実を見ろ。”
    ヒロインに関してはこれに尽きます。

    最新話では、鈍感なヒロインが王太子に婚約破棄をしたいと告げてちょっと面白い展開になってきたので、
    次の配信からは、ヒロインの”気づき”と、ウィリアム王太子の頑張りに期待したいです。
    そしてまた、兄の登場も楽しみにしています!

    • 3
  5. 評価:4.000 4.0

    最新26話まで予想が変わりました。

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    最初、あらすじだけを読んだ段階では、
    タイトルの”こじらせ王太子” は、十項目の条件を出した金髪のジョアン王太子かと思いました。

    でも、死んだはずの赤毛の第一王太子エディが途中から登場してからは、こっちが本当の”こじらせ王太子”じゃないかと考えがすぐ変わりました。

    第一話冒頭の、この姫さまにあの大恋愛が訪れるなんて。というくだり。。

    以下の伏線を繋ぎ合わせていくと、エディがお相手最有力かなと思いました。

    まず、10年前に間違いなくレイリアとエディは出逢っている事。
    断片的な夢とジョアンの話によると、レイリアは怪我を負ったエディを助けている。
    おそらくその時にすでに、”祝福のお裾分け”もしているのではないか? それが”印”って意味か?

    その後、レイリアは不慮の事故で記憶を無くし、エディは毒騒動で身動きとれず、結局再会の約束を果たせなかった。そこからずっと初恋を見事にこじらせているエディ。

    記憶を無くした後もレイリアの夢に赤毛の男の子が度々出てくる事。

    祝福の能力を持つレイリアや、”印”のある人間以外には無関心な妖精が、幽閉されているエディのもとへ何故かレイリアを導いた事。

    オセアノの妖精たちの中でも強い妖精が一人だけ群れと離れておそらくエディを守っている事。理由はレイリアに話せないとの事。

    エディが鉱石に詳しい事。
    事故の時レイリアが握りしめていた持ち主不明の謎のピアスは、おそらく再会を約束したエディから貰ったものではないかと推測。
    もしそうであれば、レイリアにとってもエディが初恋だったのではないか?

    そして、レイリアがジョアンに言った、お互いの共通点は”ブラコン”、、って言葉。
    結局ジョアンは兄の初恋を応援していく姿勢は変わらない、そして二人の間は友情ではないかと感じました。

    エディ、ジョアン二人から手にキスをされたレイリアが、その意味をジョアンに尋ねていましたが、エディの真意を気になっている所も無意識に惹かれているのではないかと思いました。

    エディ大本命、ジョアン大穴くらい可能性低いかなと、、まあ個人的な予想です。

    あと、レイリアの父と兄様が言っていた話。
    本人も知らない”金鉱脈を消滅する力”や”怪しい二人組”も謎。今後は、大国ミドラスが絡んでくるのかな。

    悪そうなマンソン一族もどの様に回収していくか、今後期待しています。

    • 2
  6. 評価:5.000 5.0

    最新話まで冒険RPGのような面白さ!

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    タイトルからはそれほど期待はしていなかったのですが、読み始めるとまるで冒険RPGの世界に入ったような高揚感が止まらず、最新33話まで一気読みしました。
    惹きつけられた理由は主に2つあります。

    一つは、幼女転生した主人公リアの前世が、おそらく子供達に看取られ天命を全うした人生経験値の高い大人だという事。
    外見は天使のような愛らしい幼女、でも中身は熟した大人。それが他のキャラクター達との繋がりやストーリーに深みが出ていると感じました。
    ギャップにも弱いです。笑

    二つめは、主人公以外のキャラクター達も魅力的なところ。それは10歳から父親世代までと年齢層は幅広く、それぞれの心理描写が素晴らしいので感情移入しやすい。涙するようなシーンや心打たれるシーンがいくつもあり、物語進行と並行して、それぞれ精神、魔力、技術などいろんな方面で成長していく過程が本当に楽しいです。

    1話〜10話(一巻)は、家族との絆と、別れ。
    11話〜21話(二巻)は、仲間との出会いや旅。
    22話〜33話(三巻)は、新天地で仲間と共同生活。
    って感じの流れで、幼女リーリアの冒険が進んでいき、うまくまとまってるなと思いました。

    物語の肝になるのは、特別な瞳=強い魔力というところだと思います。

    キングダム全体を虚族の脅威から魔力で守っている貴族”四侯”のうち、非常に魔力の強い二大貴族。。
    それがまず、”淡紫の瞳”を持つオールバンス一家。当主ディーン、息子ルーク、娘リーリア。

    そして、”夏色の瞳”を持つリスバーン一家。
    当主スタン、息子ギル、
    前当主の行方不明になってる隠し子が、のちに辺境でリーリアを保護するハンター達の一人アリスターだと判明します。

    この特別な瞳でリーリアもアリスターも苦労することになるわけですが、二人を守る仲間であり兄貴分のハンター達が頼もしいです。

    リーリアとアリスター、そしてハンター仲間たちとの絆が深まる過程を見ていると、これはこれでまた別れがたくなるのではと思います。。

    でもやっぱり!
    序盤から絆空っぽなオールバンス一家が、リーリアが架け橋になって深まった家族の絆、あと一歩の所で奪還出来なかったあの失意や叫び、捜すためにまた立ち上がった父ディーンとルーク、
    全ての場面で心揺さぶられてきたので、、

    どんな形で家族が再会できるか最高のハッピーエンドを期待しています!

    • 4
  7. 評価:4.000 4.0

    最新8話までは第一話のフラグ回収

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    ポイント還元キャンペーン実施中で、王族貴族ものが好きだったので最新8話まで読みました。

    まず、無料第一話では、数多くの側室の一人になり後宮に入ったヒロイン•マルグリット嬢とイケメンの王様のご対面はありません。
    8話まで二人のご対面は一切無し。
    後宮嫌いの王様は、マルグリットの存在すら知りません。

    以下は要約と感想です。

    王様と出逢うのは、下女と入れ替わり後のヒロイン”下女マルグリット”。

    入れ替わりを反対する侍女との約束もあり、なるべく城内で目立ってはいけないと思いつつも、好奇心を抑えられず探検を始める”下女マルグリット”。
    その様子を目撃して興味を持ち始めた王様が声を掛けるというパターンです。

    それならばと、王様の印象に残らないようにと心がける”下女マルグリット”ですが、
    偶然も重なり、やることなす事全てが裏目に出て王様が感謝するほど事態が大事に発展していきます。

    最初は暇つぶしで”下女マルグリット”に会いに来ていた王様も、彼女の知識量、洞察力、判断力、行動力に感服し始めて、この下女は何者だ?ってなるのですが、
    そんな下女の噂がマルグリットの兄の耳にも当然入り、何かを勘づいている様子で、”お転婆はほどほどに”と兄から軽く嗜められるマルグリット。
    読んでわかるのは、マルグリットと王様の価値観が似ているということ。

    側室の生活に退屈していて、生粋貴族のように下女の身分が低いと見下したくないお転婆気質のマルグリットと、
    後宮制度や自分に媚びた側室達に辟易していて、身分の低い下女マルグリットの本質に一目置く王様。

    但し、入れ替わってる状態で急接近した二人がお茶会ドク入り事件の中心人物なので、今後は事件がどのように動き、いつまで身分を隠し通せるか、等が見所の一つかなと思います。

    そしてもう一つ気になる点。
    マルグリットの影武者エイミィが、他の側室達と親睦を深めながら贅沢で華やかな生活を満喫していて、”マルグリットより自分の方が貴族に相応しい”と、本人や侍女の前で平然と言ってのけたこと。
    ある意味、王様の嫌う媚びた側室のようになっている下女エイミィ。

    今後、マルグリットに反旗をひるがえすような事をするのか、下女エイミィの状態の時に王様の好意につけこむ可能性もなきにしもあらず。

    個人的願望は、二人いいコンビで入れ替わりを楽しんで欲しいですけど。^_^

    • 11
  8. 評価:5.000 5.0

    他の王族ものとは一線を画す作品です!

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    最初の数話で予想を完全に裏切られました。
    まず、後宮内の勢力争いにあまり焦点を置いていない事と主人公の魅力が独走しているおかげで、重たい気持ちにはならないです。
    第一話で慣れない中国の人物名が次々と出てきて、ん?ついていけるか?と一瞬怯みそうになりましたが。笑

    以下は最新23話までの要約と感想です。

    皇后陛下と四夫人、そしてその各妃達を後継人に雛女と呼ばれる次世代の妃候補達が5人います。

    ヒロインは、現皇后の姪で皇太子から寵愛を一身に受けていて次期皇后候補ナンバーワンの玲琳。わかりやすく”善女“とします。

    対する”悪女”は、四夫人ではトップの朱貴妃を後継人に持つも ”ドブネズミ” と呼ばれ嫌われている妃候補最下位の彗月。

    七夕の日、”悪女”彗月が道術を使って”善女“玲琳と体を入れ替えてしまう。

    “善女”になった彗月のシナリオでは、”悪女”玲琳を始末して皇太子の寵愛と夢のようなポジションを手に入れること。
    しかし“悪女”玲琳は、牢に入れられ皇太子や周りから罵られても飢えた獣と同じ檻に入れられて処刑寸前までも、起きてない事を気にしてもしょうがないと鋼のメンタルで肝が座っている様子。

    結果として無罪になり謹慎処分がくだされてからの”悪女”玲琳の魅力は炸裂していきますが、”善女“彗月は、”玲琳は虚弱体質だった”という番狂わせで逆に苦しむことになります。

    このあたりの”善女“と”悪女”の対比と、物語の核心を的確に付いている所が素晴らしいです。

    健康になった”悪女”玲琳が、そのありがたみがわかるからこそ物事に感謝し生き生き輝いていく。
     その一方で、虚弱になった”善女“彗月は、嫉妬心に囚われ大切な事を見失っているのでもがき苦しんでいく。

    “悪女”玲琳の様子から、女官、皇太子の異母弟である鷲官長は、入れ替わりに気づき始めますが、現時点で皇太子はまだ冷静な目で見れていない。気付いた時、打ちのめされるんでしょうけど。

    そして”悪女”玲琳の大切な女官を追い込んだ謎の人は、彗月の後継人朱貴妃かなと推測してます。慈悲心とか胡散臭いし、後宮内のナンバー2って悪い女が定説ですから。笑

    入れ替わり解消後どのような結末になるか緊張感期待感が高まる面白さです。

    王族貴族ものが好きな方はドンピシャにハマるのではないでしょうか。他とは一線を画す素晴らしい作品だと思います!

    • 23
  9. 評価:2.000 2.0

    最新9話まで読んで疑問が一つ。

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    まず、現在配信中9話までの内容が、書かれているあらすじ/詳細にほとんど追いついていない点が多少疑問に思いました。
    次の配信がいつかわかりませんが、先走りすぎなあらすじは逆に読者の関心をそぐような気が個人的にしたので。。

    以下はこれまで読んだ要約と感想です。

    主要な登場人物は3人。
    ヒロインである貧乏伯爵家の娘アリス。
    国筆頭公爵家の息子で王子様的存在のアーサー。
    ヒロインの幼馴染で侯爵家の息子グレン。

    爵位から考えてアリス一家にとっては、アーサー一家は雲の上の存在、グレン一家にもずっと媚びへつらってきた様子。

    ある日、アリスとグレンの婚約話が持ち上がる。
    どうやらグレンが強く希望している様子。
    両親はこの縁談をまとめたいが、アリス自身は、苦手なグレンとの婚約は回避したい。

    そこで思わず、
    “お付き合いしている高貴な方がいる”。。
    とその場しのぎの嘘でピンチを切り抜けたアリスは、下手のテッポー数撃ちゃ当たる作戦にでる。
    そして作戦決行。
    顔も上げずに婚約を申し込んだ最初の相手からOKの返事が、、顔を上げると、なんと、みんなの憧れの王子様アーサーだった。。

    て感じの、とーってもシンプルな流れです。
    更に読み進めてわかる事が2つ。

    まず、アーサーは前からアリスを知っていて自分のものにしたい理由がある様子。

    そして、グレンも今までの暴言には理由があってアリスを手放したくない様子。

    貧乏貴族娘がイケメン達からモテモテのシンデレラストーリー、漫画の中の漫画って感じですね。。
    個人的には、貴族ものは好きなジャンルだし、絵は綺麗だと思いますが、ありきたりのストーリーとヒロインに際立った魅力を感じなかったので、

    私は9話ここで脱落です。。

    • 41
  10. 評価:5.000 5.0

    途中から海外ドラマのような大作でした!

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    最初は、あまり期待せず読んでいましたが、12話の結婚式終えたあたりから、良い意味で裏切られたというか、、意外と壮大なスケールでびっくり、中弛みもなくクライマックスまで夢中で一気読みしました。

    所々に、なんとなくHBOの大ヒット海外ドラマを彷彿とさせる場面があったように感じました。

    そして、華やかな彩色が施されている点も、展開する物語の主軸になるものたちに息を吹きこんでいて、緊張感や美しさが伝わってくる。。
    まるで海外ドラマを見ているような気分になりました。

    途中から面白く感じた理由の一つは、物語のヒロイン ”ロベリアの悪女” と呼ばれるエルザのキャラクターに強烈に惹きつけられたことです。

    凛としてて強い女性だなと思って読んでいたら、それだけじゃない、騎士の喧嘩を秒で止める程、めちゃくちゃ強いのでビックリしました。笑

    エルザと政略結婚する ”北の怪物”レンも、
    最強騎士団の誰よりも強いのですが、
    エルザは得意な破壊魔法の他、
    レンから授かった冬の魔法、
    さらに途中から覚醒するアルンデル魔法
    と三つの魔術を持つほど強くなっていく。
    そして優雅で賢く、悪評についても考え方は人それぞれとあえて自己弁護もしないところがかっこよかったです。

    エルザとレンが出逢うまでは、お互いに傷を持ち孤独に生きていて、
    “伴侶として最善は尽くすが愛は求めない”
    という約束で結婚をしたわけですが、
    二人に愛が芽生えるまで意外と早かった点は、逆に焦ったくならないので良かったと思います。
    中盤から、夫婦、騎士団達が力を合わせて敵アルデルンの主との戦いに焦点を当てて、その間の謎解きも楽しめました。

    戦いの中、誰も入る余地がない程、エルザとレンの愛がブレないところも勿論良かったです。
    ヤキモチがきっかけで愛に目覚めてからのレンの溺愛っぷり、エルザを傷つけたり侮辱する者たちには容赦なく冷徹なところも素敵でした。

    そして敵との攻防、最終決戦は本当に素晴らしかったです。英雄と女神になった二人。

    後半の悪役 ”聖女と呼ばれる妹”リリエルが、とことん堕ちていく姿は爽快で、その数年後の哀れな姿がきちんと描かれていて納得の結末でした。

    唯一気になっていたエルザの弟の行方にも安堵しました。そしてその流れから、レンとエルザが子供達と登場するハッピーエンド。

    すごく綺麗で完璧な最終回でした!

    • 61
全ての内容:全ての評価 11 - 20件目/全34件

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