片思い中に読んでほしい名言集~喜びや切ない気持ちを共感しよう~
更新日:2016/09/23 10:00
片思いと一言でいっても、見ているだけで幸せだったり、近づきたいけど嫌われたくなかったり、友達から彼女に昇格したいと頑張っていたり、フラれたけどまだ好きだったり…
人それぞれ様々な片思いがあります。
どんな片思いでも、相手の行動や反応に一喜一憂し、感情のコントロールが難しくなったりするものです。
そんなときは歌や本の言葉が心にじわっと響くと思います。今回は漫画からの名言に各界の著名人の名言も合わせてお届けします。
「辛いのはみんな一緒かも」「誰かに恋してるって素敵なことだなぁ」と、思えるような名言をぜひ見つけてみてください。
勇気をもらいたいとき
片思いを頑張りたいと思っている人に必要なのは少しの勇気です。
一歩踏み出すための勇気を後押ししてくれる漫画の名言をいくつかご紹介します。
ダメでも努力で得られる副産物はたくさんあるの!! それがちゃんと自尊心になってくれる だから「何もしない」のは絶対にもったいないの!!(好きって言わせる方法、西崎菜乃花)
「好きって言わせる方法」 (永田正実/集英社) の主人公・西崎菜乃花は可愛い上に女子力がとても高いのですが、それが嫌みに見えないのは、いつでも全力投球でぶつかっていくから。
モテ技で男の子の気持ちを自分に向けることは上手ですが、本気の恋愛中は自分の気持ちをコントロールできなくなることも…。
可愛いだけじゃなく前向きな努力家の彼女を見ていると、自分も頑張ろうと思えます。
わかるよ!! あたしも1回ふられてんもん!! でもあきらめきれへんかったからがんばったんや!(ラブ★コン、小泉リサ)
「ラブ★コン」
(中原アヤ/集英社)
はまるで漫才のように関西弁で繰り広げられるハイテンション恋愛漫画!
読むだけで元気が出てきますが、特に主人公の小泉リサの裏表ない真っすぐな言葉はストレートに響きます。
恋のライバルにも全力で励ますことができるのは、片思いの辛さを知っているからかもしれません。
可能性がゼロじゃないなら 明日叶うかもしれないことを今日諦めたくないよ(うそカノ、神宮寺すばる)
「うそカノ」 (林みかせ/白泉社) の主人公・すばるは片思いの相手・入谷君がうその彼女(うそカノ)を探していると知り、勢いのまま立候補!
そんな事情を聞いたしっかりもののすばるの妹はもちろん心配をしますが、自分の気持ちをしっかりと言うすばる。普段はほんわかした雰囲気のすばるですが、勇気を出して近づきたいという気持ちが伝わります。
たとえ後悔することになっても、「やらない」後悔より「やる」後悔!が大事ですね。
楽しくてたまらないとき
好きな人と上手くいっていたり、ちょっとした自分だけの発見があったりするときというのは、片思いの楽しい側面ですよね。
好きな相手のちょっとした言動が行動の原動力にもなります。
ねぇ 有馬 可能性は0じゃないって思ってもいい? あたし本気でがんばっちゃうよ(胸が鳴るのは君のせい、篠原つかさ)
「胸が鳴るのは君のせい」
(紺野りさ/小学館)
で、あっさり玉砕した2年越しの片思いに奮闘する主人公・つかさ。
そのお相手の有馬が、前髪を切ったことに気づいてくれて、やっぱりこの恋を諦められないと実感するシーンです。
一度フラれた相手が自分のことをよくわかってくれていた…。相手のちょっとした反応が恋をすると大きな意味を持ってきます。
脈があるかもしれないときに諦めることなんてできません。
「僕」って言った。 店長、いつも「俺」って言うのに、「僕」って言った。(恋は雨上がりのように、橘あきら)
「俺」と「僕」。気にしていない相手なら素通りしそうな一人称ですが、片思い側にはその変化が嬉しく思えるものなんですよね…。
「恋は雨上がりのように」
(眉月じゅん/小学館)
の女子高生・あきらの想い人は45歳のバイト先の店長。
恋愛対象外から少し近づいたと思えた瞬間だったのかもしれませんね。
やったあ黒沼の隣だ!(君に届け、風早翔太)
「君に届け」 (椎名軽穂/集英社) の主人公・黒沼爽子は、暗い見た目のせいで周囲から怖がられてしまいます。そんななか、席替えでみんなが避けていた爽子の隣に風早が机を持ってやってきて言ったセリフです。
他のみんなのように、いつか席替えを友達と楽しみ合いたいと思っていた爽子にとっては、心に染み入る言葉だったに違いありません。
胸が苦しくなったとき
人を好きになると、どう思われているか知りたい、でも知るのが怖い…と不安になったり、苦しくなったりといつもより臆病になるものです。
好きな人が 自分を好きでいてくれるって どんな世界なんだろう(ストロボ・エッジ、木下仁菜子)
「ストロボ・エッジ」 (咲坂伊緒/集英社) の主人公・仁菜子は学年のアイドルである蓮くんに初恋中。
人を好きになるといろんな感情が芽生えます。心がチクッとしたり、憧れたり、嫉妬したり…
持て余しがちな感情ですが、片思いの時期はいろんなことを想像したり、悩んだりして心も成長していけるんだと思います。
……だめだ 花君がこまりちゃんを好きだってなんだってもう無条件で知りたい もっと近くにいきたいって そう思う 私に なっちゃってる(花君と恋する私、坂下七世)
「花君と恋する私」
(熊岡冬夕/講談社)
は委員長の七世と停学するほどの事件を起こした花君の初恋ストーリー。
相手に好きな人がいるとわかったときは、もうその人のことを好きになっていて…。
辛いけど、もっと知りたい。切ない思いに共感する方も多いと思います。
片思いならではのピュアな気持ちを大事に育てていければいいですね。
…ちゃんと間違いなく伝えた!! 一緒にすんな!!(君に届け、胡桃沢梅)
自分の恋愛に対していつまでもウジウジしている爽子に、失恋を経験した胡桃ちゃんが苛立ちを感じ、喝を入れた言葉です。
片思いは相手の気持ちがわからない分、臆病になったり卑屈になったり…。
そんなときにげきをとばしてあげられるのは胡桃沢が恋に真正面に向き合っているからだと思います。
辛くて悲しい気持ちになったとき
失恋してしまった、彼女がいると知ってしまった、拒絶された。どんなに相手の事が好きでも相手も自分の事を思ってくれるとは限りません。
もしかしたら、片思いはそういう悲しい場合の方が多いのかもしれません。
ほしいのは 転ばないように支えてくれる強い腕じゃなくて 自分で立ちあがる強さをくれる ちから(CRAZY FOR YOU、高村幸)
「CRAZY FOR YOU」 (椎名軽穂/集英社) の主人公・高村幸は自分を好きになってくれる赤星に頼るのではなく、自分の親友のことを好きなユキを好きでいることを選びます。その決意を込めた言葉です。
楽な道をえらばず、自分の気持ちに誠実に生きようとする幸…恋は人を強くします。
さようなら あたしの聡ちゃん… あたしのだったことは一度もないけど(こいいじ、大原忠実)
まめ(忠実)の長い長い片思い。気持ちの中では“あたしの”となっていたんだなぁと切なくなる言葉です。
「こいいじ」 (志村貴子/講談社) では、最愛の妻を亡くした聡ちゃんにまめが20年間片思いを続けているところが描かれます。
フラれてもフラれても、諦めきれない「食い意地」ならぬ「恋意地」のはった片思いです。
「過去に負けない今」って …どんなの?/…こういうの 「オレがいて」 「おまえがいる」って現実(僕等がいた、高橋七美・矢野元晴)
好きな相手の心にまだ昔の恋人がいると知ったとき、どうやって気持ちの整理をつければいいのでしょう。
「僕等がいた」 (小畑友紀/小学館) で、過去がどうしても気になる七美を励ますために、矢野が伝えたのがこの言葉です。
相手の過去を人づてに聞いたり、写真が残っているのを見たりしたときに、過去に嫉妬するという経験は誰でもありうること。
そういうときに、こんな言葉を聞けたなら、今を大事にしようと思うのではないでしょうか。
叶わない片思いを諦めると決めたとき
叶わない恋はすっぱり思い切れればいいのですが、そうもいかないのが辛いところ。
いつまでも好きな人がい続ける…気持ちを整理するのは難しいことです。
カッコつけへんでもありちゃんはちゃんと自分のためにがんばっててカッコよかったよ 今までずっと(おんなのいえ、大前有香の母)
3年付き合った彼氏にフラれて、有香が真っ先に頼ったのは家族でした。「おんなのいえ」 (鳥飼茜/講談社) は、“おんなだけ”(!!)の家族物語。
どんなに強がっていてもカッコつけていても、心が持たないときもあるものです。
そんなときは無条件に幸せを願ってくれる家族のあたたかさが心にしみます。離れていても、気にかけて応援してくれる親の存在は大事です。
いつかこれでよかったんだと思いたい 何年かかっても いつか その日のために今は 声をあげて一晩中だって泣くんだ(おひとり様物語 -story of herself-、並木香子)
大人になってからの片思いは、しがらみやプライドでなかなか難しいもの。そんな様々な大人のおひとり様を描いた「おひとり様物語 -story of herself-」 (谷川史子/講談社) の22話は不倫関係を清算する並木香子の物語。
相手を思い自分で別れを告げ、明日からの未来に向かって前向きに生きていこうとする女性の強さを感じます。
…あと何万年生きたって悩まない日はないし誰が隣にいても孤独じゃなくなる日は来ないから/永遠に孤独だけど孤独なのは自分だけじゃないし繋がらずに生きてはゆけないから終われない それも世界の決まりよ 安心でしょう(HER、武山佳子)
女性の本音を描いたオムニバス作品「HER」 (ヤマシタトモコ/祥伝社フィールコミックス ) の中に収められているCASE.3の老婦人のちょっと変わった言葉。
女子の間のフツーだともう処女を捨てなければいけない女子高生の西鶴は隣に住む老婦人が世間の価値観にとらわれない生き方をしているのを垣間見て興味を持ち話をするようになります。
若かりし日の武山さんがたくさん傷ついて悩んでからこその言葉なのでしょう。
悩むのも孤独を感じるのも世界のきまりなら、しょうがないか!とう気にもなります。
恋愛の悩みがたとえ大きいものでも、顔をあげて前に向かっていけたらいいですね。
片思い中に読んでほしい名言集。共感できるフレーズ、好きなフレーズなどありましたか?
片思いは楽しいときも、辛いときもありますが、人を好きになることは素晴らしいこと!
なかなか前に進まないときもあるでしょうが、相手のことを思う気持ちを大事に…名言集が少しでも片思いを楽しむきっかけになればと思います。
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作者
チェキア
神奈川県在住。遥か昔の高校時代、漫画家になろうと思い立ち、少女マンガを雑誌に投稿した経験有り。もちろん漫画家になれることもなく、もっぱら読む事を楽しむ毎日です。 座右の銘は、人生山あり谷あり!実生活は子育てで翻弄されてますが、漫画はいつも優しく迎えてくれます!記事タグ
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