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主人からはヤングケアラーという言葉も知らないけれど一人で精神的な病の母を介護し家庭を切り盛りする8歳の女の子。他にも家族が父、弟、祖父が居るが家事や家族の世話をするのは基本的にヒロインのみ。母の問題からみんな目を逸らしできる子としていつのまにか家事や家族の世話をするようになる。苦しいときはロボットになった気持ちで過ごす。誰に助けを求めたらいいのかもわからない。胸が詰まるような作品。
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主人からはヤングケアラーという言葉も知らないけれど一人で精神的な病の母を介護し家庭を切り盛りする8歳の女の子。他にも家族が父、弟、祖父が居るが家事や家族の世話をするのは基本的にヒロインのみ。母の問題からみんな目を逸らしできる子としていつのまにか家事や家族の世話をするようになる。苦しいときはロボットになった気持ちで過ごす。誰に助けを求めたらいいのかもわからない。胸が詰まるような作品。
私もヤングケアラーでした。
ある日突然、今日からあなたが全ての家事をするんだよと言われました。小学校高学年の時でした。なまじっか家の事情を理解できる年齢だからこそ、それをストンと受け入れてしまい、なんの疑問も持たないままに全てを担いました。
今思えば、本当に大変な毎日でした。でもその時はただ毎日をこなすことに一生懸命で、自分は本当はそれをしなくていいはずなんだとか、不当な負担を強いられているだなんて、考えもしませんでした。
大人になってみて、当時の自分を客観的に可哀想だと感じています。辛かったよね、と、子供の頃の自分に言いたいです。
当時は『ヤングケアラー』なんて言葉は無かった。現在は、当時よりは世間に認知されているでしょうか。そういう立場に置かれている子供が、一人でも多く公的にサポートしてもらえますように。周囲の大人たちに助けてもらえますように。
ヤングケアラーは今や社会問題。どうにか普通の学生生活を送らせてあげたい。周りの大人に助けを出して欲しい。父親が自覚すべきだか、なかなかカミングアウトも難しいのでしょうか。誰か気づいて欲しい。先ずは早く医療に繋がって欲しい。
やっと世の中にヤングケアラーの言葉が浸透して、それでもまだ知らない方がいる。
まして自分の孫がヤングケアラーだということも。
幼い頃から"大人"にならざるを得なかった女の子が思春期になり、同世代の輪の中にいても、まるでおばあさんみたい…という表現に、この子はあまりに早く歳をとりすぎてしまったんだなぁ…と切なくなりました。
けれどもそこから、感情を学び直せるんだと気付けた。
大人になって少しずつ自分を取り戻していく過程で、無邪気に笑いながら自転車で坂道を下る場面がとても素敵で、がんばれ!とエールを送りたくなりました。
最終回は希望のある終わり方で嬉しかったです。
この作者さんはいつも描き方が丁寧で好きです。
ヤングケアラー、一定数いるよね。
子どもだから誰に相談していいか分からなくて、逆に事実を隠してバレないように必死で生きてる子、同級生にいたなぁ
ただただ子供がかわいそう。統合失調症なのになんで子供作ったの?!と言いたい!!自分の事もなんもできないくせに子供作るとか本当にやめてほしい。その子の未来や周りの人のためにも!
すごくこころが痛む題材ですね。
実際にたくさんのヤングケアラーのかたたちが
いらっしゃるんでしょね、、、
ヤングケアラーまではいかなく,身の回りの事は全てやってくれていた,少し贅沢な思いもさせてくれていた位の母…でも友人等他の人と比べ,こうダメだとか全部原因を私達兄弟に押し付けて来たり。
ある程度の年になったら,子供達誰も結婚してなくて孫が居ないの私だけ,惨めでいつ死んでも構わない等と言われたり,近所の噂好きでつついて来るおばさんの事情聴取的訪問を恐れていたり…節約的に家を出なかった私も悪かったかも知れない,大人になって,気にしない様にしていたつもりが,いつの間にか自信が持てなくなっていたり,恋愛含め対人関係形成で支障が出て来てたかも知れない。仕事もストップせざるを得ない状態になってしまい…強くなろうと自分を奮い立たせる事ばかり頑張ろうとしてたけど,嫌だおかしいって言ったって構わない,母含め自己肯定感が低く人生悪循環になってたんだなって思いました。女の幸せ考えたら主人公みたいにもっと早く気づけたり,自分を振り返られれば良かったんだけど…適宜それなりの所に通ったり,努力はしてたけど,人に恵まれなかったな。「あの~ちゃんが人の親になるなんてね。」の言葉,良い年ながら恥ずかしいけど,これからも何回も読み返して自分の人生の参考にします。
病気だから仕方ないかもしれないけど…
でも やっぱり 子供に負担がいくのは あまりにも理不尽に思えます
周りの大人がもっと手を差し出せる事ができれば…
当の親がもっとSOSを出せれば…
子供達が心に闇をもってしまわないようにと願うことしかできません…