敢えて言うなら天才に飼われている
前に飛ばし読みしていた作品。タイトルイメージほどの色気はなく、表紙のクオリティーを期待して読むと、高嶺の花設定のヒロインの外見とか瞳の描き方とか…もう少し頑張って欲しくなります。
できれば瑚花は、浬(顔と愛想だけはいい男・ホントは天才)の逆バージョンで “天才のイケメンを飼ってそうな美人だけど中身は少女” 的な箱入り娘設定でも良かったんじゃないかな?
七尾 美緒さんの作品は、思わずジャケ買いしたくなるし(笑)始めのツカミが上手いので、つい味見したくなります。今回、そろそろ完結するのかなあ?と、穴埋めしながら047話まで読み切ってしまいました(笑)
いよいよ第5集からは、浬は最終目的に向かって直接対決しそうな流れですね。弱み(=瑚花)を握られる事の無いように用心してはいますが、032話の「のちに僕は‥ことになる」との心の声で、読者は波乱の予感を期待します。これはまさかの長編⁈ ちょっと引き延ばしすぎの感はあります。
ポイントに余裕があるなら、要所要所、辻褄が合わない感じも有りますが、二人の親密度が増す048話〜051話の読み切りも覗いてみては?浬と瑚花の契約成立に至った逸話ですが、詰襟とセーラー服姿が新鮮です。
でも、そんな前からキスしてたなら、もう少し進展していてもおかしくないのに、と、06話の出だしで期待しちゃいましたが、空振り。011話のオトナの扱いについての駆け引きは、ちょっと楽しめるかな。でも瑚花がウブすぎるのも、そろそろ見飽きたので、浬ガンバレ!歯止めが奪われたとか言いつつ027話も032話も038話もストッパー効いてるぞ(笑)
ポイントに余裕が無い方は、018話〜020話は浬の子供時代、瑚花への初恋の想い出話ですので、後で読んでみても。ちなみに045話〜047話の始め迄は、瑚花の母:由紀子さんと浬の母:咲さんのエピソードです。
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3.0